クラブハウスは「お国ことば」の宝庫 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

クラブハウスは、居ながらにして「お国ことば」が聴ける場でもある。

京都癒しの旅の下戸さんにインバイトされ、

お国ことばをテーマに語り合った。

 

ますは、京都。京都弁でなく「京ことば」。

「かなん」「かんにん」「よろしゅうおあがり」「ほかす」「さら」…

なんとも言えないニュアンス。

「かなん」は敵わない!?

「かんにん」はごめんなさい!? 微妙にチガウ。

標準語には置き換えにくい。

 

初任地富山。

「なーん、つかえん」断られたと思いきや「いいえ、差し支えない」。

「ねまられ」寝るのかと思いきや「座ってください」。

初対面の女の人に「だいてやる」!? 「驕ってやる」という意味。

「きときと」新鮮でイキイキとしている。大好きなことば。

 

山口弁の「ぶち」「ぶり」「まぶり」は、方言では珍しい比較級最上級。

沖縄の「だからさ」「であるわけさ」「なんでかねー」は怒りを鎮める。

「なんくるないさー」も好き。穏やかな気持ちになれるサー。

 

オーディエンスにも「方言」を紹介してもらった。

新潟の「なじらね」佐賀の「がばい」仙台の「いずい」…

なんだか和む。方言は大事な日本文化。

クラブハウスは、生きた方言サンプルが聴ける格好の場でもある。