クラブハウスで知り合った19歳の若者。ソニックりょうくん。
感情に左右されず、落ち着いた佇まいが声からも感じられる。
「全うして」「精査しながら」なんて、若者が使わないようなことばを知っている。アンテナを高くして、ことばの採集をして、それを活かす場を心得ているということだろう。
彼は、新潟生まれの19歳。
小学生から9年間、学級新聞の制作に携わり、新潟日報のこども新聞の子ども記者をしていたそうだ。
動画編集のスキルを独学で身につけ、マルチクリエーターとして、動画制作や、インターネット配信を精力的に行っている。クラブハウスでも、
いろんなルームに顔を出しては、積極的に発言している。
彼が自分で、テレビ・ラジオ評論家とも名乗っている。この春の番組改編にやたらと詳しい。
ラジオのアナウンサーになりたいと言っていたが、起業する夢も膨らんできた。
未知数の魅力満載。1年後、1週間後、いや1日後の変化が楽しみ。
彼とは、まだ会ったことはない。だが、もうかなり親しい気分。
しかも、48歳の年齢差を感じさせない。
彼から、メールがきた。
「村上さんと僕の対談企画をやりたいです。 村上さんの言葉の話はもちろん、僕も最近のテレビやラジオの事情、僕が大学や日々の生活、クリエイターとして感じていることをお話できたらいいなと思っております」もちろん「喜んで!」と即答した。
彼は、縁を大切にしてきたという。もちろん両親、幼稚園の先生、クラブハウスで出会った人たち…。それが、彼の人懐こさを醸し出し、19歳とは思えぬ落ち着きを生んでいるのであろう。
欲を言えば、もっと失敗をしたらいいと思う。失敗や挫折が成長に繋がると老婆心ながら思う。そのことを指摘すると「そうですよね。失敗したらいいですよね」と素直な返事。もう少し口応えしてもいいのにと思うが、いまは、この素直さを大切にしたらいいのかも。
相棒の藤川由樹さんが、「これからの未来をキミに託す」とコメントしてくれたが、クラブハウスのオーディエンス、みんながそう思ったに違いない。