高野登さんから招集がかかった。
もちろん返事は「ハイ！」。
場所は、高野さんのホームグラウンドといえるリッツカールトンホテル。
実は、ボクにとって初リッツカールトンなのだ。
わくわくしながら、４５階のフロントロビーに向かう。
１１時２５分待ち合わせ。たぶんゲストが分単位で動く人なのだろう。
ゲストは、ジェームス・スキナーとだけ聞いていたが、
不勉強で、その人の名を知らなかった。
どこからでも目立つ柄の和服をリメイクしたジャケットを着て、
その人は時間通りに現れた。
会って、博学多才、スピリチュアル風味、科学的論理的分析に、
まるで「とらえどころのない宇宙人のよう」と思った。
彼のＨＰから、その人となりを引用。
James Skinnerは一世一代いるかどうかの伝説的存在。
神秘家、350万部突破のナンバーワン・ベストセラー作家、世界的経営コンサルタント、人の人生を変える鬼才、政治経済評論家、メンターのメンター、ヘッジファンド経営者、アスリート、ヨガマスター、武道家、庭師、作詞作曲家、ギタリスト、芸術家、ファッションデザイナー、冒険家、旅人、言語学者、法律家、会計士、発明家、文学教授、スピリチュアル・ガイドなど…。いくつ身体があるの！
『史上最強のCEO』、『7つの習慣』の和訳、
『成功の9ステップ』『100％』『お金の科学』など、多くの名著を生み出す350万部ベストセラー作家。
日本で初版100万部以上突破している書籍はハリーポッターとジェームス・スキナーしかいない！
TDL、ザ・リッツ・カールトン、トヨタ自動車、米海軍・陸軍・海兵隊、外務省、JRなど、数百もの大企業や政府団体の経営・リーダーシップ指導の実績を持ち、経営者の間では神的な人気を誇る経営コンサルタント。2000億円の管理資産を持つヘッジファンドの代表取締役会長や世界初のデジタル資産ファンドの公募などをてがけ、金融界の中でも大活躍。
Mig25の戦闘機で宇宙に行く、ホオジロザメと泳ぐ、キリマンジャロの登山、特殊部隊の訓練、タイのエメラルド寺院へ出家、日本庭園の設計と建設、ヨガの上級インストラクターの資格取得、チェスの名人を倒す、牛追い祭りの参加、5000kmのTour de Europe完走、70カ国の旅、トライアスロン優勝など、大の冒険家でもある。どんだけ～！！！
ジェームズの話は、意識無意識、サンスクリット、夢、脳の周波数、細胞、電気信号、般若心経の本質…多岐にわたり、どんな質問にも、納得のいく答えが出てきた。濃密すぎる１時間半。
日本とは「気持ち悪いくらいの縁がある」という。彼の６代前の祖先が日本と関わりをもっていたらしい。彼は「前世」のことも理解している。
「身体の中に魂があるのではなく、魂の中に身体がある」とも言っていた。
小さなスマホの中で、バーチャルな体験ばかりしている若者について、「野外でリアルな体験をしっかり積んだらいい」 と直言。
ジェームスは、炎天下、アフリカで目の前にライオンが牙を向き、ヒョウに追いかけられ、心臓がばくばくする、手に汗握る体験をしたことがある。いまの若者は、豊かに守られすぎて「死ぬかもしれない」という鮮烈な生の体験をしていない。「僕なら彼らを１分半あれば変えられるよ！」と豪語していた。
「コロナは、何を教えようとしているのか」聞いてみた。
「Intelligence」（本当の知性）という答えが返ってきた。
きょうは、ジェームスのひとり舞台だったが、あとから高野さんが、「次は、ジェームスの内面を引き出してほしい」とメールが来たので、「至難の技です。先に引き出されてしまいます」と返事しておいた。
（右手向こう側 ジェームス・スキナー、
手前側、マインドフルネスの人見ルミさん）
