和久先生から聞いた話の続編。
きょうは、PCR検査の有効性について。
以下、和久先生の解説抄。
PCR検査とは、検体を採取しウイルスの一部の遺伝子を検出し、
それを特殊な環境下でその遺伝子配列を増幅し、
どんなウイルスであるかを判定するもの。
つまりPCR検査は、新型コロナウイルスのRNA遺伝子の一部の断片を見ているだけで、陽性反応が出たからと言って即、その人が感染者であり他人にもうつしてしまう人だ!とは言えない。
およそ30000個あるコロナウイルスの塩基配列が、いわばコロナの設計図になるのだが、一部の断片だけを取って増幅させて「あった!」「陽性者だ!感染者だ!」と言っているわけだ。
そしてホテルや病院に症状もない人を閉じ込めている。
つまり、ある人のその辺に落ちている髪の毛を取って来て、分析をして、それがその人の髪の毛であるとわかったとしても、その人が今生きているのか死んでいるのか、悪いこと(感染をさせてしまう)をする力があるのか無いのか?は、わからないのに無理やり閉じ込めているような話なのだ。
疑わしきは全て罰するというわけ。
コロナで言えば、ウイルスに活性があるのか無いのか、強いのか弱いのか?などは一切わからずに全て一律にPCR陽性者を感染者扱いしていることになる。
もちろんPCR陽性で、熱もあり症状もある方には、適切な対応を取られないといけないが、本当に治療が必要な人も必要でない人もごちゃ混ぜにしている点が大きな問題だ。
もう少しかみ砕いて言うならば、ヘルペスのPCR検査をして陽性であった場合に「陽性者だ!感染者だ!14日間隔離だ!」と騒いでいるような話だ。ご存知の通りヘルペスは体調の悪い時にしか出て来ない。
水泡が出来て痛みもある方には、飲み薬や軟膏を出すが、そうでない方には何もしない。
今現在も全国でPCR陽性が出て、感染者が増えている!第2波が来た!と連日マスコミは不安を煽っているが、すでに集団免疫は確立し、ほとんど重症者はなく、死者もほとんどない。
亡くなっている方の半数以上は平均寿命を超えた85歳以上の方や、免疫力の落ちている癌治療中の方や糖尿病などの持病がある方や喫煙者。
8月に入りフランスでは死者がゼロとなり、集団免疫がすでに確立されたとの判断で、もう無駄な自粛等は行わず経済再生へと舵を切っているが、なぜか日本だけが、全員PCRだ!三密回避だ!自粛だ!と連日大騒ぎをし経済をどん底まで落とし込んでいる。
これは、キチンとPCR検査というものを理解していないことと、マスコミに同調した一部の専門家達の間違ったプロパガンダだと思う。
そんなに日本だけが経済を落とし込んで行く何か特別な理由でもあるのかと思うほどだ。
私は患者さんにはもうコロナ関連のテレビは見ないでと言っている。
正しい知識を持ち、マスコミに左右されずに、自分の頭で考えて行動できるようにと願っている。
※大阪市立大学の名誉教授、井上正康さんと精査した上での見解。