「暇」は学ぶとき | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

連日の植松ネタ。

すっかり植松茂さんにハマり、『NASAより宇宙に近い町工場』を

一気読みしてしまった。共感すること多々あり。

 

植松さんは、宇宙開発の目的は、

「どうせ無理」ということばをこの世からなくすことためと言い切る。

憶測による評論はやめてほしい。

成功する秘訣は、成功するまでやることだと言い切る。

お金より大切なのは、知恵と経験と人脈だと言い切る。

実績と前例を重んじる社会に警鐘を鳴らす。

 

すべての人に世界を変える可能性がある。

人の役に立つ可能性がある。

人にとって一番つらく悲しいことは、可能性が失われること。

言葉で人の可能性を奪うのは、殺人と同じくらい罪深いこと。

「どうせ無理」は人の心を確実に殺す言葉。

「どうせ無理」を「だったらこうしてみたら」に変えたら社会は変わる。

その社会実現のためには、やったことにないことをやりたがる人、

あきらめない人、工夫をする人が必要だ。

 

「暇」は、ギリシア語で「スコーレ」という。「スクール」の語源だ。

暇は、学ぶべき時間。いまのように自分の時間が十分あるときは、

学ぶチャンスなのだ。「無理」と諦めず、どうしたら出来るかを考え続け、出来ない理由ではなく出来る理由を見出す。

そして、信じるに値する未来を、笑顔で全力疾走して負うべきだ。