安岡定子さんの論語塾も、軒並みお休みになり、
今月は、恵比寿の「論語知らずの論語塾」が唯一だそうだ。
こうした中、
論語を学んでいるとある企業から、安岡さん宛てにメールが届いた。
「こういうときこそ論語が役に立つ。大局から俯瞰してものが見られる」
「再開のときのエネルギーを貯めておく時間。いまだから出来ることを探している」
「ふだんは外回りしていて、ゆっくり話せないので、いい機会になった」
企業経営は、いいときもあれば悪いときもある。
上り調子のときに、下りになったときのことを考えている企業は残っていくと、安岡さんは分析している。
きょう学んだ論語は、魯の国の王・定公と孔子の問答。
「たったのひとことで、国を盛んにすることばはあるか」と問われ、
孔子は「君主になるのは難しい。家臣になるのも容易でない。このことばを深く理解出来たらいいのでは」と答えた。
さらに「たったのひとことで、国を滅ぼすような悪いことばはあるか」
と問われ、孔子は「誰も反対するものがいないのはいいなと思うことではないか」と答えた。正しくないことを言っても諫めるものがいなければ、国は滅ぶと言っている。
自分ファーストで、イエスマンばかり置いているリーダーは困りものだ。
2500年経っても、
人間という生き物は、あまり進化しないもののようだ。
こういうときこそ、進言や諫言を受け入れるリーダーが求められる。
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