どがじゃが俱楽部に招かれて講演してきた。
「どがじゃが」とは、落語のネタで、「いいかげん」とか「ぐちゃぐちゃ」とか「ざっくばらん」いう意味だそうだ。
難波秀哉さんの主宰で、今回で66回目。
ボクの年齢と符合した。
いわば異業種交流会。
ニューヨークの第一線でファッションデザイナーとして活躍した女性。
選挙のウグイス嬢のカリスマ
(彼女がウグイスをした候補は9割当選する)。
着物をアートにして独自の着付けをする女性。
人に見立てて花を活ける華道流派の家元…。
まあ、多士多彩な面々が集まったものだ。
その道を極めた人たちが、大切な時間を割いて来てくれたのだ。
難波さんが、いかにご縁を大切にする人かがわかる。
いかにして人見知りがアナウンサーになったのか、ことばの取り扱い方、「二番目の悪者」を読んで事実と真実の違いについて、話した。
みな一生懸命、耳を傾けてくれた。
難波さんが、詳しくFBに感想を書いてくださった。
「経験に基く話の中身は実に奥が深いものでした。
子どもの頃は引っ込み思案でとてもアナウンサーになるとは
思わなかったそうですが人生分からないものです。
そのきっかけは大学の先輩でNHKのアナウンサーだった中西龍さんに会いに
行く機会がありそこで天の声を聞く。
“歌に思い出が寄り添い、思い出に歌は語りかけ、
そのようにして歳月は静かに流れていきます”という名調子の人。
その中西さんに村上さんは質問をしたそうです。
“アナウンサーの仕事とは何ですか?”
すると中西さんの答えは
“人の喜びを倍にし、悲しみを半分にする”この言葉に村上さんは衝撃を受けてアナウンサーになろうと決心したとの事。出版社に就職が決まっていた村上さんでしたがもしこの時この人と会っていなかったら?あの日、あの時、あの場所で君に会えなかったら、まさに神の啓示が村上さんの人生を決めました。人生は不思議な縁で出来ています」。
「明るく快活な方。NHKご出身なだけに、本当に美しい話し方で、同じ言葉のお仕事でドキドキしました。背筋が伸びて姿勢が本当に美しい方」と絶賛されると嬉し恥ずかし。
「すべての過程がいまに結びついている」という感想を述べる人がいた。人生、一つたりと無駄なことはない。
(難波秀哉さんと)