「有難う」が溢れてきた! | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

「有難う」について2時間考えた。

ホワイトボードには「有難う」が溢れている。

書いて嬉しく、言って嬉しく、「有難う」の話をしているだけで、

身体がポカポカしてくる。

 

NHK京都文化センターの講座『ことばの取扱説明書』第4講。

2時間「有難う」の取扱方法について話し合った。

どういうときに言うか、言うとどんな変化があるか、

いろんな意見が出た。

●あいづち代わりに使う。

●ごめんねの代わりに使う。

●申し訳ない思いの代弁として

 「すみません、ありがとう」をセットにして使う。

●有難うと言うと、前向きな気持ちになれる。

            自分の心がほっとする。

                         「あと口」がいいから、嬉しくなる。

●労いとして使う。特にプラスアルファの工夫を認めたとき。

●目上には、有難うございます。目下には有難う。使い分けている。

●業務の上でも、気持ち入れて言うと、口角も上がってくる。

 

「有難う」にはプラシーボ効果があるような気がする。

有難うをいう状況でなくても、口に出すことで、有難い気持ちになれる。

「カラ感謝をしてうちに「本当の感謝」が芽生えてくる。

あたりまえのことは何一つない。有難しなのだと気づく。

有難うを口癖にしていると「笑顔の面積」が広がっていく。