富山ことば磨き塾第4講。
金沢から大学4年生の男子が参加してくれた。
はにかんだような笑顔が素適だった。
塾長へのインタビューワークのトップバッターに指名した。
だが、何を質問していいかがわからない。
ことばが出て来ない。
頬が顔面神経痛のようにピクピクしはじめた。
目から涙がこぼれてきた。
悔し涙でもあるだろう。
自分で自分がもどかしくなっての涙でもあるのだろう。
なんてピュアな感性の持ち主なんだろう。
ボクも、ことばが出てこなくて、もどかしかった時代がある。
緊張のあまり、赤面したり頬がけいれんしたりした。
特に中学生のころがひどかった。
だから、彼の気持ちもよくわかる。
でも、泣くことは出来なかった。
彼のように、素直に感情が出ることがうらやましくもある。
きょうの塾の最後に、彼の感想を聴いてみた。
自分のインタビューを終えてから、
ずっと他の人のインタビューに耳を傾けていた。
いわば「ことばのシャワー」をふんだんに浴びていたわけだ。
それゆえ、今度は的確な感想を言ってくれた。
言いながら、彼はまた泣いた。
だが、今度は「うれし涙」であったに違いない。
きょうも、立山連峰に挨拶が出来た!