今年も、宝塚でフラワーバレンタインコンサートが開催された(10日)。
主宰の声楽家の長谷川真弓さんに招かれ、今年も出演してきた。
去年は、オペラ「コシファントッテ」に哲学者アルフォンゾ役での出演だったが、このたびはゲスト出演。いささか気が楽だ。
第一部は、「愛のことば 愛の歌」と題して、
長谷川さんが、ボクの作詞した曲を3つも歌ってくださった。
「あの日あの時」「嬉しいあの人」「ひらがなの生き方」。
それぞれの詩に対する想いも語り、朗読もした。
長谷川さんは、大阪ことば磨き塾の塾生の一人。
この日も、時々、「先生」と呼んでくれた。
ゲストのつもりでいたが、
段取りを忘れる長谷川さんをフォローしていると、
時々、司会者になっている自分がいた。
第二部は、長谷川さんが舞台裏に回った。
自ら企画演出した音楽芝居「花屋のすみれが恋をした」。
キャスティングも長谷川さんがした。
オペラ歌手、ダンサー、劇団所属の小学生、ライブハウスのオーナー兼サックス奏者、ダンサー、釣り好きのピアニスト・・・それぞれの個性をよく知る長谷川さんが「当て書き」した。
歌あり、演奏あり、ダンスありの楽しいステージだった。
ボクも、DJの役で「声」の出演をした。
本当に長谷川さんは不思議な人だ。
この日集まった舞台に立つ人、舞台裏を支える人、
みんな彼女の熱意にほだされた人たちばかり。
熱意のあまり迷走する彼女に振り回されることもしばしば。
しかし、彼女自身は、ほだしたとも振り回したとも、思っていない。
表裏がないというのか屈託がないというのか、すべて前向きなのだ。
いろいろ悩みや苦労もあるだろうが、
そんなこと彼女にとっては微塵にすぎない。
嬉しい生き方のお手本のような人だ。
終演後、園芸家の四代目又右衛門さんの用意した花を
来場記念にプレゼントしたが、笑顔の花もいっぱい開いていた。
(長谷川真弓さんと対談)
(大阪ことば磨き塾の面々)
(四代目又右衛門さんと)
(宝塚市長の中川智子さんを囲んで)