高野登さんに惹かれて善光寺参り。
善光寺境内で開催された長野寺子屋百年塾にゲストとして招かれた。2010年から始まり、高野塾長のもと、百年先を見て今の日本をどう生きるか考えながら、知性感性を磨こうという塾だ。
いま全国14ケ所に広がった百年塾発祥の地だ。
新春ということもあり、この日(14日)は、紋付羽織袴姿で臨んだ。
着付けしてもらいながら、何気なく紋付の紋を見たら、
「丸に違い鷹の羽」。
何の事前指定もしていないのに、村上家の家紋だったのだ。
そうしたら、高野家の家紋も「丸に違い鷹の羽」だというのだ。
鷹の羽紋は32種類もあり、江戸時代120の大名家が使用した。
32もある鷹の羽紋で、ともに同じ紋とは、驚いた。
単なる偶然とも思えぬ。
高野さんとは、よほど深い深い縁で結ばれているようだ。
まず、高野塾長の講話。
出会いは不思議。
ご縁に気づかない人、ご縁に気づいても活かせない人もいる。
出会うタイミングが来た時に出会うのが、宇宙の法則だが、
自分から動きを作ることで、その法則を引き寄せることができる。
自分の言葉は、人生を切り開くような言葉に溢れているだろうか?
自分の言葉は、他の人を惹きつける力があるか?
言葉は、想像力を生み出し、
5年後10年後の自分の人生をイメージさせる。
百年塾発起人の笠井さんの「100年後のことが心配でしょうがない」
という彼女の本気の言葉が、百年塾という行動に移っていった。
自分の人生をデザインする力、その出発点は、「言葉」
コミュニケーションをとっていくことで、人生を切り開く力がついてくる。
自分自身を定義する言葉を持っていなくてはいけない。
2018年をより輝かせるために、何ができるのか?
それを表現できうるものが、「言葉」。
そんな「言葉」のスペシャリストとして、
村上信夫さんを迎えた。
と一気呵成に語り、予定より30分も早く招き入れられた。
会場には、北海道から九州まで、全国から集まった90人が
一言たりと聞き逃すまいといった面持ちで待ち構えている。
全国の高野塾で学ぶ意識高い人ばかり。
もう学ばなくてもいいと思える人が、さらに学び、
もっと学ばねばならない人たちが学ばない傾向がある。
ここで学んだ人たちが、それぞれの場で種まきしてほしい。
「人生を切り拓くことば」をテーマに、
絵本や詩集を5冊朗読しながら、懸命に話した。
参加者のFBに、その日から続々感想が書かれている。
●「ありがとう」と言葉にするから感謝しようと思える。
●「よかったね」と言葉にするから他人の成功を喜べる。
●話し手の間、聴き手の間、寄り添う「待ち」の時間は、
嬉しい言葉に変化する。
●「沈黙力」は言葉を超えた力を持つ。
みなさん、咀嚼力がすごい。ボクの話したことばたちが喜んでいる。
(家紋が一緒だと喜ぶ2人)
(会場の善光寺 大本願 明照殿前で)
(長野で百年塾を立ち上げた笠井宏美さん。
去年3月、43歳で亡くなった。
戒名の釋宏縁行照大姉には、縁を広げて行く道を照らすという
彼女の生き方が込められている)
(新お笑いユニット 鷹の羽組)
(記念品として、笑点座布団)
(長野百年塾番頭 箱山正一さんと)