日本人は、こんなにスバラシイ | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

ひょんなことから知遇を得た佐藤芳直さんからいただいた本。

大きくうなづきながら読んだ。

佐藤さんは、

全国を休みなく回りながら「人財化セミナー」を開いている。

明日の日本に役立つ「人財」」を育てようと必死になっている。

佐藤さんは、この本の中で、

勤勉、実直、正直な日本人を高く評価している。

そして、21世紀は、「世界が日本化する世紀」と言い切る。

 

きょうは、赤穂浪士討ち入りの日だが、法に殉じた浪士たち。

遭難したトルコ船の人命救助に当たった和歌山県串本の漁民たち。

帝国ロシアを相手に奇跡的大勝利をもたらした知将猛将たち。

敗戦後ゼロからスタートし、信頼を取り戻したダットサンの技術者たち。

白色人種優先社会の中で有色人種のために立ち上がった外交官。

こうした先人たちのおかげで、

世界から、日本人は一目置かれているのだ。

世界から、信頼される国となったのだ。

日本人こそが、日本の歴史を知らねばならない。

 

歴史は、先祖から未来の日本人へのラブレター。

歴史を知れば、今がわかり、未来を占うことが出来る。

だが、時代ごとに価値観は違うこと、その時代を生きた人々への愛情を忘れてはならない。現在の価値観だけで歴史を振り返ると、その時代を懸命に生きてきた祖先の心情に思いを馳せられなくなる。教科書の年表的記述だけでなく、その事実に至った背景、当時の価値観を考えることが「歴史を知る」ということだ。

 

日本には、世界に誇るべき歴史がある。

なのに、神話は非科学的だとか、

軍国主義教育につながるとか言われ、軽んじられてきた。

神話には祖先が感性で捉えた祖国の魂が宿っている。

その魂に触れ、いまに受け継がれている感性に気づくことは大切なことだと、佐藤さんは言う。

日本人はスゴイ。日本人はスバラシイ。

日本人に生まれてよかったと思う。