名古屋ことば磨き塾を、しばらくお休みすることにした。
そうしたら、15人も集まった。前回は4人だけだったのに…(笑)。
1期生も来てくれた。この日、初参加も2人。
まず「伝える」と「伝わる」の違いを、考えてもらった。
「伝える」は、一方的、意図的、業務連絡といった意見が出た。
「伝わる」は、双方向、浸透、和合、感動がある、自然体といった意見。
なかでも「和合」には、ちょっと感心した。精神性の高さが感じられる。
各地で、「伝える」「伝わる」について考えているが、
実に様々な捉え方がある。
この違いを意識することが、慎重なことば選びに繋がる。
「伝わる」ことを意識した「私のお気に入り」のプレゼン。
ごはん、自分だけの流行語、ラズベリーの苗、出会い、
ウォーキング、映画、杏の木、「心耳(しんじ)を澄ませて」という言葉、
ネコ、イヌ、マコモダケ、笑い、虫、子ども、童謡。
自分の「お気に入り」をどうしたら、共感を持ってもらえるのか…。
そういう無意識の意識が功を奏したと言える。
程よい声のトーン、程よいスピード、程よい間。
その程のよさが自然に出て、とても受け止めやすいプレゼンとなった。
共感したプレゼンを、みんなで選んだ。
3期にわたり、幹事役を担った石川宏子さんが選ばれた。
声楽やピアノの指導、歌や趣味の落語でのボランティアの多忙な中をかいくぐっての幹事を見事に務めてくださった。
精神的にしんどいこともあった中で、いつもムードメーカーだった。
プレゼンも、具体的で「伝わる」内容で、共感を呼ぶのも当然だった。
いちばん相応しい人が選ばれた。
3年6ケ月の名古屋通い、しばらくお休みするが、
あくまで「おやすみ」。近い将来の復活を、待っててちょ。
ここからは、15人全員の「嬉しいことば」を発する嬉しい顔。
サプライズで、塾生の一人、サックス奏者の
竹内幸枝さんが、「♪ハッピーバースデイ」の演奏。
10日早い誕生日を祝ってもらう。
嬉しいことば大賞の記念品は、
ボクのナレーションによる『親鸞聖人絵伝』のDVD。
誕生日祝いに「万年毛筆ペン」をいただく。
納会では、塾生の一人、岩附尚幸さんのマンドリンに合わせて
「ふるさと」を大合唱。
塾長冥利に尽きる幸せな夜だった。