昨日、日本橋三越本館に、金澤翔子さんの個展を見に行ったら、
同じフロアの新館ギャラリーで、動物写真家の岩合光昭さんの
「ねこの京都」展を開催していたので、はしごしてきた。
岩合さんといえば、世界を股にかけて野生動物の生態を撮影してきた人だが、このところ猫にご執心だ。
考えてみれば、ライオンもネコ科だが・・・。
岩合さんには、おはよう日本時代、何度も出演していただき、
当時お住まいだった小淵沢のお宅にもお邪魔したことがある。
岩合さんは、1年以上かけて、京都のねこを撮影した。
ねこを通して見た京都の「春」「夏」「秋」「冬」。
京都の路地には、猫が似合う。
お坊さんの肩に抱かれたり、舞妓さんに愛想してもらったり、
京都の風景に溶け込んでいる。
写真からは、生活の音や京ことばが聞こえてきそうだ。
岩合さん曰く、「京都の風土に生きるねこを撮影していたら、
いつの間にか、敷居が高いと思っていたはずのこの都が、心地よくなっていた。彼らの生き様が古の都の文化を息づかせる」。
「ねこの京都」展は、15日まで、日本橋三越新館ギャラリーで開催。
10日から14日までは、
連日、岩合さんのトークショー、サイン会もある。
そして、今回の撮影舞台の京都に場所を移して展示会が開かれる。
5月18日(木)~ 6月4日(日) ジェイアール京都伊勢丹 美術館「えき」KYOTOで。