第二期新大阪ことば磨き塾修了 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

新大阪での第二期ことば磨き塾が修了した。

修了したと言っても、半期ごとに一応の節目を設けているだけなので、

大阪でのことば磨き塾は、梅田時代を入れて通算10期になるが、

最初から通い続けている人も2人いる。きょう初めて来た人もいる。

 

修了日恒例の「嬉しいことば辞典作り」。

これも、日常の中でクセにする試みだ。

嬉しくないことばは、否定や断定が多いが、嬉しいことばは、提案型が多い。

出来ない→やってみなはれ(やってみないとわからない)

●どうせむりちゃう?→どうやったら出来ると思う?

●がんばらなくていい→がんばってますネ

●最悪→これからよくなるネ

●疲れてない?→(決めつけずに)どない? 調子どう?

●難しい→可能性がいっぱいだね

●雑だ→おおらかだ

●まだ?(とせっつかれる)→確認したいんだ

わがまま→わが まま(一文字分スペースが入るとイメージが変わる)

 
続いて、「私のお気に入り」をテーマにしたプレゼン。
短い時間に、その人の想いが見える。
お気に入りのもの、お気に入りの場所、お気に入りの生き方…
聞いているだけで、いい気持ちになれる。
具体的で、程が良くて、押しつけがましくないから。
聞く人のことを「意識」して、選ぶことばを「意識」しているから。
「意識」して「意識」して「意識」していけば、「無意識」の境地に達するはず。
 
今の自分を変えたくて塾に来たが、
変わることを「意識」しないようにしていたら、
今のままでいい、変わらなくていいという思いに変われたという人がいる。
自分がどう話すかということばかり意識していたが、
楽しそうに話している人を見ているのが「お気に入り」になったそうだ。
聞くことの楽しさに目覚めた。
これぞ、ことば磨きの醍醐味。
話すことは「ことばの引き出し」からことばを出しいくことだが、
聞くことは、「ことばの引き出し」にことばが入っていくことだ。
 

(今回の参加者)

(矢沢永吉さんが大のお気に入りの中川千都子さん)

(そのままの自分でいい。変わらないことで変われたという小羽勝也さん。

毎回面白いぐらい自然にスッと心に入ってくる言葉に出会えると喜んでくれている)

 

(第一期からの塾生 新井由美さん)

(恒例 絵本朗読コーナー!)

(嬉しいことば大賞は、中川さん

 ムラカミがナレーションしている親鸞聖人絵伝を進呈)

4月から、場所が移動。

地下鉄本町駅1番出口から30秒と交通至便。

塾生、募集中!