立教大学で特別講義 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

立教大学で講義してきた

これで何回目になるだろうか・・・。

入学したかった場所で、

講師という立場で教壇に立つというのは複雑だが、感慨一入のものがある。

メディア社会学科の砂川浩慶准教授から以前も依頼があったが、

JASRAC寄付講座『音楽文化とメディアのこれから』という

14回連続授業のヒトコマとして、講義してきた。

ボクの講義テーマは、「放送で感じたことばの力」。

 

立教大学14号館D501教室というマルチメディア対応教室だが、

ボクは、黒板にチョークというアナログ派。

アナウンサーが、どういう仕事なのか、

伝えることと、伝わることは、どう違うのか、

事実と、真実は、どう区別すればいいのか、

放送現場でのエピソードを交えながら、熱く語った。

 

元気づけられたり癒されたりした「とっておきのことば」を聞いてみた。

やはり、「ありがとう」「だいじょうぶ」「さすが!」「すごい!」「大好き」などが上位を占めた。

ことばの力を信じて、ことばの引き出しを増やして、

ことばを自分の腹に収めて、咄嗟の時に使ってみたらいい。

ことばに取扱説明書はないから、まずは使ってみて、ことばの力を試していくしかない。

 

写真を見ると、この日のムラカミ講師、かなり真剣な顔つきだ。

将来の日本を担う若者たちに「ことば」の力を伝えたくて必死だったからだろう。