きょうは、やぎりん主宰の満月コンサート。
東京では、凛とした夜空に満月が映えていた。
東京オペラシティにある近江楽堂で昼夜2公演。
去年に引き続いての参加だが、今回は、朗読のゲスト。
チラシには、司会と朗読と書いてあったが、
やぎりんの構想で司会はしなくてもよくなり、
第二部に朗読者として参加。
谷川俊太郎さんの平和に関する詩を5編読んだ。
読んでいると、谷川さんの想いが乗り移るようだ。
『ひらがなの生き方』も、ボクの朗読のあと、枝元一代さんが歌ってくれた。
アンコールに、絵本『ゆきの日』の朗読。
大人は雪が降るとうんざりするが、ワクワクしていた子どもの頃を想い起こすストーリー。
絵本の終わりに、ジングルベルの演奏が加わり、
クリスマスシーズンにピッタリの演出となった。
宝塚からわざわざ足を運んでくださった方の嬉しい感想。
「アナウンサーの方は、原稿を読まれるときには感情を表にださないというのがあったかと
思います。そんな中、自在に表現なさった「ゆきの日」は本当に朗読の新境地のような気がしました。演劇とも普通の朗読とも違う、確かに伝えたいという思いが言魂となって表現されたような、そんな気持ちがしました。きっとその言魂の響きにも圧倒されたのだと思います」
ところで、やぎりんの兄の文明さんからサプライズ。
山形県長井市の寺嶋酒造に特注して、大吟醸「ひらがなの生き方」を持参してくれた。
銘酒をいただきながら、十分発酵されたことばを使わねば。
文明さんには、
去年のコンサートで「ら行抜き」だった「ひらがなの生き方」の「ら行」の追加構想を
手伝っていただいた恩義がある。
やぎりんは、今年81回もコンサートをしてきたという。
ひもじい生活も、しだいに豊かになってきたようだ。
寄る辺、岸辺が見つかりよかった、よかった。
(新発売!? ひらがなの生き方)
(左が弟の倫明さん 右が兄の文明さん)
(のぶりん たかこ いちよ まみ やぎりん)