歩きスマホで△探し | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

学生ことば塾から(8月30日)。

この日は、新たに和歌山大学、龍谷大学、関西大学の学生が参加してくれた。

この広がりは嬉しい限り。

久しぶりに「△探しのコミュニケーション」に取り組んだ。

○と×だけのディベート形式では、対立だけで終わってしまう。

最初は、○×で始めても、まとめは双方の言い分を取り入れ△を見つけるのだ。

否定・批評はしない。論破しない。

相手の主張を1回は受け入れてみる。

そうすれば、

人の意見に耳を傾け、マクロでものを見る習慣を身につけることが出来るようになる。

 

テーマは、彼らに身近な「歩きスマホ」になった。

容認派が少なく、反対派から容認派に回ってもらい、6vs6に分かれた。

歩きがだめなら「座りスマホ」ならいいやん。

外に出て遊ぶいい機会やん。

歩きスマホの事故防ぐこと考えないとアカン。

ルール決めてやったらいい。

それぞれの立場で、いろんな意見が出た。

「歩きスマホ」で1時間も話し合うことなど、なかなかないだろう。

歩きスマホだけでなく、歩き読書、歩き食べ・・・公衆道徳にも話は及んだ。

「ま、いいんじゃないの」で片づけず、たまには真摯に語り合うことも必要だと思う。

 

「必要性があるものはある程度容認し、無意識なものは考え直す」

これが、彼らが編み出した△。

完全な正解はない。納得が得られなくてもいい。

短絡的に処理せず、考えることが大事なのだ。

 

(歩きスマホ容認派VS反対派)