鶴→鯉→蝦蟇 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

連想ゲームのようだが、

はたして「鶴」「鯉」「蝦蟇」のつながりが解明出来るだろうか。

去年、ボクが片岡鶴太郎さんにお会いした日(去年10月14日)。

まったく同じ日に、ケーナ奏者やぎりんの兄、八木文明さんも、

鶴太郎さんの絵に出会った。

ところは、山形県飯豊町にある、いいで旅館別亭「がま亭」。

古民家を移築して、多目的施設として使われている。

入口に置かれた横7メートルに及ぶ屏風絵には、

泳ぎ回るたくさんの錦鯉が描かれていた。


鶴太郎さんは、鯉を尊敬している。

鯉は、争いを好まない。餌も分け合う。

並はずれた順応性と柔軟性がある。

そして、いったんまな板に載ると動きを止める。

100年以上生きる鯉もいるくらい生命力が強いのに、

まな板の上に乗ると、往生際がいい。覚悟を決めた潔さがいい。

自分も潔い鯉のように生きたいと思う。

鶴太郎さんの師匠は、「椿」と「鯉」なのだ。

そんな話を、ボクがブログに書いていたのを読んで文明さんは、

あまりの結びつきに驚いた。

しかも、旅館のある住所が「飯豊町大字椿」。

がま亭の2階には、響きのいいホールもあった。

この偶然、いや必然の一致に、文明さんは、

ここにやぎりんとボクを招いてイベントをやりたいと思い立った。


文明企画は、綿密に進行し、昨夜、実を結んだ。

いちよ・たかこ・やぎりんトリオ+のぶりんの演奏と朗読の会、

満員の大盛況で終えることが出来た。











(縁結びのコイ)



(いいで旅館全景 

がまの湯は、大きな蝦蟇ガエルが温泉で傷を治したことにちなむ)



(やぎりんの鳴り物付きで『森のいのち』朗読)




(楽しく打ち上げ)