名古屋ことば磨き塾では、
今回も「自分ほめ1分トライアル」を試みた。
なんと12個あげた人がいた。
5秒に1個、ほめることが見つかったことになる。
これまでの最高記録。
参考までに、その12ほめを紹介。
「時間を守る」
「ストレスをためない」
「家族を最優先」
「性格が明るい」
「睡眠を十分取る」
「毎朝、排便をしている」
「字を丁寧に書く」
「ゆっくり食べる」
「片づけをする」
「笑いを会話に入れる」
「一人暮らしの母に、毎晩電話する」
「子どもの意見を最後まで聴く」
1人1人、自分の「よかった探し」を発表してもらう。
ほめことばがザックザック出てくる。
その都度、共感の笑いが起きる。
会場の温度が上がる。
空気が変わる。
その勢いで「よかった探しの他己紹介」をした。
ヒアリングの段階から、ヒートアップ。
なかでも、満面の笑顔で、大きな声で相づちを打つ女性がいた。
相手の方も、笑顔と相づちに引き込まれ、話しやすそうにしていた。
発表するときも、身振り手振り交えて、嬉しくてしかたない様子。
立て板に水のような流暢な話し方ではないのだが、
ひたむきで一生懸命さが伝わってくる。
ムラカミ塾長は、聴いていて、なぜだか涙が出てきた。
「話し方教室なら指摘を受けることもあるかもしれないが、
ここでは、人のことを自分のことのように、
こんなに嬉しそうに話すことが出来ることはスバラシイと賛辞を送りたい」と
手放しでほめた。塾長も「ほめる達人」にならねばならない。
彼女は、特別支援学校で働いている。
彼女とペアを組んだ女性が、こうほめた。
「支援学校の子どもたちは、キラキラしている。
その子たちといるから、心の澄んだ笑顔になるのでは」
嬉しいほめことばが充満した部屋はあたたかい。
寒の戻りなど、なんのその。