名古屋・自由空間1周年を記念しての朗読会。
名づけて、『ことばたちの自由空間~早春 朗らかに読む』を
昨日、開催した。
オーナーの鬼頭拓真くんを幼いころから知るムラカミと白樺八青さんとで、
お祝いの思いも込めて、朗読会を提案した。
伴奏の楽器演奏はない、声だけのシンプルなものにした。
愛着のあることばたちが、声を発するボクたちと観客の間を
自由に行ったり来たりするようなものにしたかった。
オープニングは、2人で谷川俊太郎の「生きる」を読んだ。
続いて、白樺さんが選んだ
茨木のり子の「汲む~YYに~」 、まどみちおの「くまさん」、草野信子の「カレーライス」
。
ムラカミは、長田弘さんの詩から「言葉のダシのとりかた」
「世界は1冊の本」「あのときかもしれない」の3編を選んだ。
2人の自作の詩も読んだ。
白樺さんは、「君を見送る」「夢」「だれもがみんな」
ムラカミは、
「あの日あの時」 「嬉しいことばの歌」「嬉しいあの人」「ひらがなのいきかた」。
そして、絵本朗読。
ムラカミは、「ぜつぼうの濁点」「はしるってなに」 「さよならのあとで」。
白樺さんは、「おぼえていろよ おおきな木」「おおきな木」「イマジン」。
サウンドオブミュージックから
「私のお気に入り」「エーデルワイス」をアカペラで歌ってくれた。
最後は2人で「哲学する赤ちゃん」を読んだ。
2時間あまりの朗読となったが、40人の観客が熱心に耳を傾けてくれた。
久しぶりに会う名古屋時代の面々の顔が見え、懐かしかった。
なかでも、鬼頭拓真くんの父、童話作家のおじん(鬼頭隆さん)とは、
十数年ぶりの再会だった。
互いに佳き年を重ねていることを喜び合った。
第1回が終わったばかりだが、早くも年1回、この場所でやれたらいいと思う。
(久しぶりに再会した、おじん一家と)