高松老人大学で種まきしてきた(15日)。
今年度で37回目だそうだ。健康・文化・生活の3学科に分かれ、
各学科55人ずつ、165人が、ほぼ1年にわたって学んでいる。
ボクが呼ばれたのは、3学科合同講座。
60代~80代の学びの意欲十分な先達を前に、
若輩が講演をするというわけだ。
翌日の四国新聞が、簡潔にボクの話をまとめてくれていた。
引用して紹介する。
村上さんは相手を傷つける言葉はすぐ口を突いて出るのに「よかったね」「ありがとう」などの言われてうれしくなる言葉が使われなくなっている社会の状況を危惧。その上で「『うれしい言葉』はどんどん口に出して。相手の気持ちに寄り添うことができれば気持ちが伝わり、幸せの循環が起こる」と呼び掛けた。
また腹が立ったり、つらかったりした時には「無理をしてでも笑って。(そうすれば)嫌なことを忘れて元気になれる」と笑いの持つ効能にも言及。一日のスタートを気持ちよく切る秘けつとして、自らも実践している「毎朝、鏡に向かって笑顔をつくること」を参加者にも勧めていた。
講演前に、「老人という言い方はどうなんでしょうね・・・」と、
控室で、余計なひと言を呟いたら、
「老には、品が伴わないといけない。品性が備わった経験者だから《老》」と、
受講者の一人から教わった。
物事に通じている年長者。 長い経験を積んでいる人。
だから尊敬をこめた敬称なのだ。
ボクも「ムラカミ兄」から「ムラカミ老」と言われるよう、研鑚を積まねば。
だが、今年4月から、高松いきいき大学に名称を変更するそうだ。
やはり、老人という言い方に抵抗感がある人が増えてきたのかもしれない。
しかしながら、高松には、スーパー老人がいた。その話は明日。