恵比寿のアートカフェフレンズで開いてきた
村上信夫のトークライブも10回目。
10回皆勤の方も4~5人いた。有難いことだ。
会場の「気」によって、引き出されることの多いライブだ。
今回のゲストは、白井貴子さん。
かつて、ロックの女王、総立ちのタカコと異名をとった。
年間100回を超えるライブをこなしていた時期もある
女性ポップロックシンガーの草分け的な存在だ。
『Chance!』は、1984年のヒット曲。ちょうど30年前だ。
白井貴子を作りあげたものは、
叔父と聞いたビートルズ、湘南、京都。
そして、野生のマーガレット。
疲れきってロンドンに行ったとき、
道端に咲く野生のマーガレットを見て、人生観を変えた。
たとえ地味でも足元から凛と大地に根ざして、
風に吹かれながらしなやかに、
空を見てやさしく咲いていれば、
いい音楽が生み出せるだろうし、
人を楽しませてることもできるのではないか。
野生のマーガレットが、そう教えてくれた。
それから、楽になった。
イケイケドンドンから、ゆっくりゆったりになった。
アカペラで歌う『野生のマーガレット』は素晴らしかった。