坂田明は、すごい! | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


(左は、ピアニスト黒田京子さん~21日 恵比寿のアートカフェフレンズにて)


村上信夫のトークライブ、数えて6回目のゲストは、

サックス奏者であり、ミジンコ勉強家の坂田明さん。

トークで笑い、演奏で泣くというライブになった。

坂田さんのしゃべりは、

おもしろまじめというのか、とぼけた味わいがあるのだ。

だが、内容は深い示唆に富んでいる。

例えば・・・

「旅は、価値観を壊してくれる。これがいいんだなぁ。

旅は、だんだん人間にしてくれるんだ・・・」




トークは、詳しい内容の打ち合わせもせず、ぶっつけ本番。

思わぬことで盛り上がる。

坂田さんのオリジナル『役立たず』という曲を演奏する前のトーク。

「役立たずにも、役に立たないという役がある」という坂田さんの話を受けて、

ボクが高校受験に失敗した話を披露すると、坂田さんが大いに反応。

運転免許試験に2回落ちた話をしたら、自分は3回落ちたと大いに自慢。

失敗を自慢し合う2人であったが、

役に立たないことはないという実例を公開したわけだ。



前半の演奏は、やや狂暴系であったが、

後半は、ハンカチが必要となる琴線触れ系。

「遠くへいきたい」「ふるさと」「見上げてごらん夜の星を」・・・

アンコールの「ひまわり」で涙腺決壊という人もいたようだ。




ムラカミは「ゆきの日」という絵本を朗読した。

雪にうんざりするサラリーマンの男が、

雪に大喜びしていた子どもの頃を思い出すというストーリー。

黒田京子さんが、ピアノで効果的な伴奏で参加。

坂田さんは、バンザイで参加。

笑いをこらえるのが大変だった。


観客のみなさんからも満足の様子が伝わってきたが、

何より、ムラカミが、素敵な素敵なクリスマスプレゼントをもらった気分だった。