わくわくどきどきの時間だった。
自分の大好きな世界の頂上を極めたあこがれの人と食事を伴にした。
将棋の第17世名人の有資格者の谷川浩司さん。
21歳で最年少名人になってから30年。
現在は、すべての棋士を率いる日本将棋連盟会長。
去年亡くなった前会長の米長邦雄さんから引き継いだ。
ちなみに食事をした昨日(12月18日)は、米長さんの1周忌の命日だった。
お連れしたのは、神田シェフの店。
棋士と会長の二足のわらじで、神戸と東京を行ったり来たりの日々。
東京に来たときは、ホテル暮らしで、
食事もホテルで簡単に済ますことが多いと聞き、
たまには、ゆったり美味しいものを食べてもらいたいとお誘いしたのだ。
「口の中にすっと入っていきますね」と
初めてのオーストリア料理を堪能してもらえた。
気遣い気配りの人である谷川さんは、
物腰も穏やかにムラカミにもいろんな問いかけをして
会話の花を咲かせてくれた。
こちらは、あこがれの人といる幸せで、舞い上がったままだった。