ダ・カーポが丹波に来るって本当でした。
会場の丹波の森公苑ホールには、600人を超える方が集まった。
これまでのときめきカルチャーでいちばん多い。
歌にトークにあっという間の2時間だった。
本番前、楽屋をのぞくと、広子美容師が
政敏さんのヘアケアをしていた。
どこまでも仲良し夫婦だ。
「丹波へ来るって本当ですか?」と替え歌サービスもしてくれた。
栃木県佐野市のスーパーを継ぐため横浜のスーパーに修業に来ていた
電信柱に貼られた「歌う仲間募集」というチラシを
広子さんが見たことが、運命を変えた。
そして、2人は出会い、本当に結婚する。
順風満帆な生活が一変したのは、広子さんの入院。
変形性股関節症。
足の要となる股関節が壊れ、やがて歩けなくあるという進行性のものだった。
政敏さんは、まさに杖のようになって広子さんを支えた。
「いいことだけ考えよう」を合言葉に2人は、この難局を乗り越えた。
結成40周年。美しいハーモニーは健在だ。
丹波の人たちから、惜しみない拍手が送られていた。