有馬稲荷神社に正式参拝してきた。
宮司の児玉克佑さんとは、昨夜の会でお目にかかった。
一回り上の「巳さん」ということもあり、親近感を抱いた。
話題も豊富、話術にも長け、ついつい引き込まれる。
明日、お参りしたいと言ったら、待ち受けて下さっていた。
神社は、
温泉街と六甲山の間に位置する射場山の中腹にある。
温泉街から坂道を登り、百五十段以上ある階段を登る。
立看板のことばに励まされながら休み休み進む。
神社の起源は、
舒明天皇・孝徳天皇が有馬温泉に行幸された折に
有馬行宮が造営され、その守護神として祀られたことに始まる。
常に皇室の崇拝を集め、再建を重ねながら、
慶応4(1868)年に有栖川宮織仁親王の令旨を受けて
永世宮家祈願所となった。
昭和27年には高松宮宣仁親王の参拝もあった。
そして、19代宮司が児玉克佑さんというわけだ。
昨夜の児玉さんとは、別人の装束姿で現れ、祝詞をあげてくださった。
児玉さんは、昨夜遅くまでかけて、ムラカミの故事来歴を調べ、
嬉しいことばの種まき、小説の執筆などがうまくいくよう
神様で言上してくださったのだ。
面映ゆい気持ちで祝詞を聞いていたが、