ようじやでのようじ | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


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このお顔・・・どこかで見たことがあるでしょ?

そう、京都のあぶらとり紙で知られる『ようじや』のシンボル。

ようじやが祇園で始めたカフェが、渋谷ヒカリエにも出店している。

抹茶カフェを頼んだら、こんなふうにして出てきた。


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で、ムラカミが手にしているのが、『さよならの先』という本だ。

セラピストの志村季世恵さんの新刊エッセイ。

志村さんは、たくさんの末期がんの人に寄り添い、ただ死を待つのではなく、

最後まで何かを生み出そうとする手伝いをしてきた。

いのちの終わりが迫った人が、大切な人に残す「最後のメッセージ」。

死んだ後も、家族や恋人を支え続けられる言葉が綴られている。

来月10日、志村さんの新刊出版を祝う会が開かれる。

そこで、ムラカミが志村さんと対談し、本の一部を朗読することになった。

その打ち合わせを、『ようじや』でしたのだ。

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帯には、志村さんが懇意にしている樹木希林さんの言葉とイラスト。


死ぬときに、ようやく気づく人が多いが、

志村さんは、人は多くの人の支えがないと生きていけない。

「おかげさま」と「ありがとう」の気持ちを持つことに早く気づいてほしいから、

「お節介おばさん」をしているのだと、志村さんは言う。

「お節介おじさん」も深く納得。