11月9日に依頼されている講演会の打ち合わせに行った。
あちこちで講演をしているが、終わったあとの打ち上げ会や、
食事とってすぐの講演会の経験はあるが、
講演会前に、幹事団と食事しながらの打ち合わせは珍しい。
それだけ熱意があるということなのだろう。
依頼されたのは、NPO法人「リュバン」。
リュバンとはフランス語で「リボン」という意味だそうだ。
人と人とがつながり、よりよい社会を目指して設立。
自己啓発して、自己の向上を図り、
それぞれの場で良き人間関係を築いていこうという
向上心に燃える方たちの集まりだ。
ボクがよく行く麹町のカジュアルフレンチ「味館トライアングル」の
オーナーシェフ佐藤豪(すぐる)さん。
ちょっと湯原昌幸さんに似てるでしょ?
佐藤さんは、山形出身。両親・兄弟・姉妹の10人家族で育った。
15歳で山形から上京し、料理の世界に生き、
長年サービス業に携わってきた。
これまでを振り返ると、
多くの人との関わり、「つながり」がすべての基になっているように感じる。
人と人がつながる場、また自らを向上させていく機会を提供することで、
社会の役にたちたいと、NPOを結成した。
この日集った人たちが自己紹介をしてくれた。
そこには、病気をした人、満州から引き上げた人・・・・
それぞれの波乱にとんだ人生があった。
佐藤シェフは、店に行くと、いつも冗談ばかり言って接客している。
だが、その佐藤さんにも、知らない顔があった。
みんなの笑顔だけ見ていたらわからない。
だから、笑顔が尊い。
みんな、「にもかかわらず」なのだ。
いろんなことを抱えながら、いくつになっても、
自己啓発を怠らない。
みなさんのほうが、講演したらいいのに・・・と思いながら、
みなさんの話に耳を傾けていた。
ボクのような、怠惰な人間が、啓発に値する話が出来るのだろうか・・・。
でも、ノー天気で当日行くよりは、予習の佳き機会を与えてもらった。
佐藤シェフの店での、この時期の呼び物
講演会場にもなるレストラン「る・ぴあの」は、03-3239-1377
系列の「味館トライアングル」は、03-3239ー6488
ともに、半蔵門駅か麹町駅下車。