今日、年次有給休暇を取った。年度替わりで何日分かが消滅するし、年間に消化すべき日数がやや不足していて取得を促されていたため、わずか一日間だが支障のないこの日を選んで休むことにした。
しかし、何も予定はない。昨夜には雨も上がっていたので、桜でも見に行こうかとも思ったが、カミさんは行かないと言うし、一人じゃつまらないからやめた。
となると、することがない。PC内のデータを整理したり、本を読んだり、ビデオを観たり・・・。この3日間と同様のことを朝からしている。他にできることを持たない無芸大食人間はただ空気を吸い、ものを食べ、情報を右の耳から入れて左から溢しているだけの怠惰な暮らししかできないのだろう。
こういう時、いつもなら友人たちに声をかけて参集し、酒を飲みながら当てのない会話を繰り返し、マイクを持って好きな歌手の歌を、それもみんなが知らない曲を頑張って歌って過ごすだけで、十分に元気になれるのだが、今のご時世、笛吹けど踊らずで、みんな自宅から出てこようとしない。
無理もない。自分たちと同世代の人が肺炎を発症して命を絶っているニュースを聞くと、他人事とは思えなくなり、じっとしていようとなる。そこで俄の音信不通者ができる。メールやLINEで呼びかけても返答もないし、音声電話をかけても「今は電話に出られない」というまさかの応答メッセージ。
今だけ、という意識なのだろうが、実はそれが大変だということに気づいていないのだろう。変事が終息し、コンディションが整ったらいつでも会えると思っていても、お互いに相手の身勝手さだけが心の隅に残ってしまうことになり、疎遠の遠因となる場合もある。
だから、Keep in touch! という掛け声で別れることにしているのだが、どうも空手形ばかり振り出されている。いや、私も知らないうちに振り出しているのかもしれない。
それにしても、音信不通とはいやな響きだな。実は、中学校の同窓会名簿の私の欄にその言葉が書かれている。幹事には連絡を取り、面談までして名刺を手渡しているのに、未だに訂正してくれていない。まあ、それでもいいかと思っているが・・・。
確かに、携帯電話の履歴を見ると、音声通信の受発信はこのひと月無いし、メールはCMが来るだけ。LINEは私からカミさんへ送っている帰宅時刻の通知のみ。こういう世捨て人状態では音信不通と言われても反論できまい。
ま、無精も不義理もすべて新型コロナウィルスの感染拡大という得体のしれない物の怪のせいにして、しばらくは「頭隠して尻隠さず」を決め込むことにしようか。