自分以上に自分を信じている人を信じる

僕がわもんの名人（※わもん黒帯の段位）を目指すと決めて活動を始めた時、7月に名人になると宣言をしたものの日にちを設定することができませんでした。

（2014年）7月の京都の黒帯心徒塾ということは決めていたので、スケジュールをみれば自ずと日にちは決まるのですが、スケジュールが見れませんでした。

3月の鹿児島の黒帯心徒塾の時に、師匠のやぶちゃんから何日？と聞かれ、7月の京都の黒帯心徒塾でと返事をしました。

そしたら、その場でやぶちゃんがスケジュールを確認し、「7月6日やね、その日に名人襲名懇親会をするから」と言ってくれました。

名人になる宣言をして、活動を開始していましたが、本当の意味で自信が持てなかった為に、日にちを設定できず、そうなってるイメージもなかなかもてていませんでした。

そんな時、やぶちゃんのこの言葉はすごく自分の救いになりました。

これまでもやぶちゃんから、「えっ！」というような振りをされることが何度もあり、そんなん無理やろと思いながら、何度も達成してきたことがあります。

2012年に黒帯の初段を取得した時もそうでした。

いずれは黒帯をくらいにしか思っていなかったんですが、現在名人初段のわたふさん（渡辺富美子）が黒帯を8月までに取得するという宣言をしていました。初めて認定の型を通過しての黒帯取得にわたふさんはプレッシャーと戦っていました。
そんな時「くろちゃん、わたふより先に黒帯を取ってくれへん」とやぶちゃんから言われました。
そんなん無理やろと思いましたが、わもんでは「はい」か「イエス」か「喜んで」でお受けするのがルール（笑）です。
せっかく受けるのですから喜んでと返事をしてお受けしました。
結果として6月に黒帯を取ることができ、わたふさんは7月に取られたと思います。最高の結果になりました。
やぶちゃんが「なる」と思った結果になったのです。

自信を持つためにには、自分を信じるということがとても大切です。

自分を信じていないと、人を信じることはできないし、何をするにしても、できないのではないかとか、人にどう思われるのかというような不安な気持ちになります。

自分を信じれない人には、信じれなくなった理由があるはずです。それもいずれ解決すると信じるわけですが、そうは言っても、まだ信じ切れない時に有効な方法があります。

それがタイトルにもあります。「自分以上に自分を信じている人を信じる」ということです。

いかがですかね？自分のことはまだ信じ切れないとしても、自分以上に自分を信じてくれている人を信じることならできませんか？

僕は、僕のことを信じきってくれているやぶちゃんを信じようと思いました。

データがあります！「できる」「やる」と言ったらやぶちゃんは必ず達成してきました。そのやぶちゃんが、「名人襲名懇親会をするから」と言ってくれたのですから、こんなに心強いことはありません。

僕はやぶちゃんを信じきりました。結果として、やぶちゃんを信じている自分を信じていることになります。

心臓の病気にかかり、7月6日の名人襲名は叶いませんでしたが、結果できたかどうかではなく、信じたからこそ行動ができました。

自分にはできるはずないと思う癖がある方。自分以上に自分を信じてくれる人を信じてみてください。きっとあなたは、その人の期待に応えようと行動を起こすと思います。そしてその信じる気持ちが強ければ強いほど、目標は実現すると思っています。

今は退院してわもんの現場に復帰し、日にちを再設定して、名人を目指して活動しています。


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