利き酒

こんにちは

小樽のブティック四季の部屋オーナー・小樽あんかけ焼そば親衛隊事務局長の拝田昇（はいだのぼる）です。

今日はこどもの日ですね

あまり天気が良くないのでちょっと残念です

午前中は奥さんが仕事なのでチビッ子と留守番で小学校の宿題を終わらせます。

終わったら午後から子供達をどこかに連れてってあげようかと思ってますヾ(＠°▽°＠)ﾉ

義俠で水平飲み

昨晩は先日友人と訪れた『わか松』で年に2回のお楽しみ『利き酒』をしてきました。

今回は愛知県『山忠本家酒造』さんの『義俠』の水平飲みをしました。

水平飲みというのはBY（Brewery Year）醸造年度が同じでスペックが異なるお酒を飲み比べることです。

例えば『純米吟醸』と『純米酒』だったり『山田錦』と『雄町』（両方ともお米の名前です）というように造り方・原材料などの諸条件のことを指します。

日本酒をあまり飲まれない方にちょっと説明しますと日本酒には9つの酒類があります。

①『純米』とついているかいないか

・『純米大吟醸酒』『純米吟醸酒』『純米酒』『特別純米酒』の４種類と

・『普通酒』『大吟醸酒』『吟醸酒』『本醸造酒』『特別本醸造酒』の５種類に分けられます。

違いは『純米』とついているか否かですがこれはどういうことかと言いますと

・『純米』とついているお酒は①お米と②米こうじだけで造られたお酒

・『純米』とついていないお酒は①お米②米こうじの他に③醸造アルコールを加えているお酒のことです。醸造アルコールとは"濃いめの焼酎"です。元々は防腐剤の役割を担っていました。

一般的に『純米』は濃いめで甘め、『非純米系』は薄めでスッキリとした辛めの味わいになると言われています。

↓９酒類の図

左が"お米"で右が"米こうじ"です。

"米こうじ"とはカビの一種です。これがアルコールを作る元になります。

②お米の研き加減で分ける

ざっくり言いますと

・お米の中心・・・旨み

・お米の外側・・・雑味

であるためお米の外側は削ります。

↓左が削る前のお米（精米前）　右が削った後（精米後）

その削る度合いによって呼び方が変わります。

↓お米の削り度合い（精米歩合）

７０％～（２０～３０％削った状態）・・・普通酒

６０～７０％（３０～４０％削った状態）・・・純米酒or本醸造酒

５０～６０％（４０～５０％削った状態）・・・純米吟醸酒or吟醸酒

～５０％（５０％以上削った状態）・・・純米大吟醸酒or大吟醸酒

※『吟醸』とつくものは低温でじっくりと発酵させたものとなります。

③まとめ

精米歩合７０～６０％

【純米】純米酒

【醸造アルコール入り】本醸造酒

精米歩合６０％以下（通常製法）

【純米】特別純米酒

【醸造アルコール入り】特別本醸造酒

精米歩合６０～５０％以下（低温でじっくり）

【純米】純米吟醸酒

【醸造アルコール入り】吟醸酒

精米歩合５０％以下（低温でじっくり）

【純米】純米大吟醸酒

【醸造アルコール入り】大吟醸酒

という風になります。

お米を削る割合が高くなればなるほど、値段が高くなっていきます。

長くなってしまいましたが少しお分り頂けましたでしょうか？（笑）

↓こんな感じで利き酒やります

新聞紙で包んでラベルを隠します

↓この表が配られます

↓本日のラインナップです。②と③は⑤と⑥は精米歩合も同じお酒ですが製造タンクが違います。

ほとんどが『生』ですが④だけが『火入れ』となっています。

『火入れ』とは日本酒を加熱殺菌することを言います。

↓正解は3つだけでした（笑）当たるはずがありません（笑）

↓新聞紙をとった状態。全て違うお酒です。

今回で３回目でしたが、あ～でもないこ～でもないと薀蓄を語りながら楽しく飲むことができます。

ゴールデンウィーク終盤にリラックスできた楽しい夜でした。

それでは。