ストレスの原因は、自分自身が放つ「矢」だと知ってますか? | 凡人だから覚れるブッダの教え

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ツヨシ「最近、過剰に反応してしまうんですが。。どうにかならないですかね?」
 

※過剰反応の例
・朝会社に出かけようとしたら大雨が降ってきた➡しごとを休みたい
・近所の人に挨拶したら無視された➡嫌われている
・歩いていると、向こうから来る人に見られた➡敵対心を感じる
・お店に入ると店員が咳払いした➡臭うのかな?
・妻に話しかけたら反論された➡ずっと腹が立つ


仙人「人は反応する動物だからな、刺激があると反応は止められないが、過ぎると問題だな。」

※怒りの反応
人が怒るのは「~であるべきだ」という自分のルール(縄張り)があるからです。「理不尽だ」「あいつのせいだ」と思うのは危険を察知するからです。
引用:毎日新聞 人生100年クラブ「怒りをうまくコントロール」アンガーマネジメント佐伯るみ手記より

 

>反応パターンは人格?人生を決める

仙人「人には不快を避けるという行動の原則がある。しかし、それを表立ってやると社会に順応できなくなるからなぁ。」

ツヨシ「そうですよね。でも、感情はコントロールできないんですかぁ?

仙人「ああ、感情(反応)を止めるのは無理だ!

 

>反応は止められない!それならどうする?

ツヨシ「え、そんなぁ。。」

仙人「なぜなら、、認知反応にかかる時間は0.8秒から、遅い人でも1.3秒だと言われている一瞬に感情を止められるはずがない。」

ツヨシ「じゃあ、諦めるしかない、ってことですかぁ。」

仙人「そんなことはない。始めに打たれた矢(刺激)の傷は、時間が経てば治癒(忘れる)してしまうものだ。ところが、傷にばい菌が感染すると炎症を起こす。」

ツヨシ「えっ、それって、どういうことですかぁ?」

仙人「ああ、矢に打たれた時のことを思い出して、その後不幸なストーリーを創る。いわゆる妄想癖(反芻)だ。お釈迦さまはそれを煩悩と言って、「煩悩が苦の原因だから、妄想に執着してはいけない!」と戒めたのさ。」

ツヨシ「でも、仙人さんは、反応は止められないと言ったじゃないですかぁ?」

仙人「ああ、(他人が打ってくる)1本目の矢には当たるかもしれない。しかし、自分の放つ2本目の矢(妄想という刺激)に当たってはいけない。」

ツヨシ「それなら、そもそも、2本目の矢を放たなければいいんじゃぁ?」

仙人「それが出来れば苦労しないさ。我々凡人は、矢を打たれたら(感情に負けて)自分も矢を放つ。だから苦しむんだよ。」

ツヨシ「それを言われたらボクも。。う~ん。。」

仙人「だからって諦めなくていい。モノは考えようだ。イヤな気持ちにさせられる原因は、相手だけじゃない。相手が半分、自分に半分、その原因がある。」

ツヨシ「そういう風になら考えることができますよね。」

仙人「フフッ。まず、相手の行動を事実のままに観る。そして、何がイヤなことなのか認識する。」

ツヨシ「思い出したら、余計に腹が立ちませんかぁ?」

仙人「それだけならな。自分が不快になったのは、自分自身にも原因があるハズだ。自分の原因を考えるんだ。すると、怒りは治まり冷静に考えられる。」

※前頭葉が起動するまでの時間は平均4~6秒で、そこから10分~15分も経てばアドレナリンやノルアドレナリンの影響力はほとんど消えてあなたの怒りは静まります。
引用:無(最高の状態)鈴木裕著

 



ツヨシ「ふ~ん、冷静になることが大事だったんですね。」

仙人「そういうことさ。ここで大切なことは、ジャッジ(良し悪しの判定)しないことだ。相手だけじゃない、自分もだ。」

ツヨシ「相手が悪いと思うと、また腹が立ってきますよね。」

仙人「ああ、相手だけじゃない、自分が悪いと思うと「良心」が痛むからよくないのさ。」


>お金持ちになるのを妨げる「良心」とは?

ツヨシ「それなら大丈夫です!ボクは悪くないですから。」

仙人「ふっはっはっは。」

(まとめ)

☆ビビり(恐怖心が強い)の人ほど刺激に過剰反応を示すから、ストレスが大きくなる。

★1本目の矢に当たるのは仕方ないが、2本目の矢を自分自身に放ってはいけない。

☆感情(反応)をコントロールするには、相手と自分は「50%=50%」と思えばいい。

★それができない時は、瞑想すると解決策が見えます!