ツヨシ「昨日、パソコンが固まって一日イライラしていたんです。」
仙人「私も経験あるよ。パソコンが動かないと仕事ができないからなぁ。それでパソコンは直ったのかい?」
ツヨシ「あ、はい。それがPCに「高速&最適化」のソフトを入れたら、簡単に直ったんです。それに、これまで以上にサクサク動くから、ボクの気分は最高潮です。こんなことなら、もっと速くソフトを導入したら良かったと悔やんでますよぉ。」
※気分が良い時には連想する能力(想像力)が高まり、喜びが(仕事や遊びに)派生する。
仙人「フフッ、良い体験をしたな。それが「幸福」っていうものなんだよ!」
ツヨシ「え、これが幸福ですかぁ。」
仙人「ああ、そうさ。それまで最悪だったから、元に戻っただけで、飛び上がるほど嬉しい。たとえばだ。。50万円あった給料が不景気だという理由で30万円になった。ツヨシならどんな気分になる。」
ツヨシ「ボクでなくても、給料がそんなに減れば辛いし悲しいでしょ。」
仙人「そうだよなぁ。ところが、翌月売上が上がり、「先月はすまなかった。」と給与が70万円あった。」ツヨシならどう思う。」
ツヨシ「給料が前月より40万円も増えたら大喜びしますよぉ。」
仙人「フフッ、そうだろなぁ。でもよ~く考えてみると分かるが、減った分の額が戻ってきただけだから、何も得をしていない。それでも(何も変わっていないが)人は喜ぶのさ。」
ツヨシ「それは嬉しいですよぉ。40万円も増えたのですから。」
仙人「フフッ、そうやって人は、悪い時と(良くなった今を)比べて喜ぶのさ。もし、今の給料が50万円で、毎月1万円上がる会社だとしよう。翌月から51万円、52、53、54、、と上がるんだ。ツヨシは毎月1万円増えるたびに興奮するだろうか?」
ツヨシ「始めは嬉しいかもしれませんが、上がることに慣れてしまうでしょうね。」
仙人「そういうことさ。人の脳は慣れるようにできているんだ。だから、大きな変化がないと喜べない。(多少の変化では刺激がない)」
ツヨシ「そうなんですよね、どんなことでもマンネリ化するんですよねぇ。だから、いつも楽しくないんですよぉ。でも、どうすればマンネリから抜け出せるのでしょうか?」
仙人「人が興奮して喜ぶのはどういう時だと思うかい?」
ツヨシ「え、興奮ですかぁ。それは、刺激でしょ。」
※【刺激的体験】
- メイドカフェに行く
- 無計画の旅に出る
- 海外旅行に行く
- 日焼けサロンで真っ黒になる
- 金髪にする・髪型を変える
- 服装をガラッと変えてみる
- 心霊スポットに行ってみる
- ギャンブル
- 新しいゲーム
- スポーツ観戦
- 遊園地・観光スポット
仙人「マンネリ化した日常とのギャップが大きいほど、人は刺激を受ける。その刺激的体験が脳神経を興奮させるのさ。」
ツヨシ「じゃあ、刺激的なことをやると「幸せ」になれるのですかぁ?」
仙人「ああ、そうだ。たとえば、、プロ野球の4番打者でも、勝ち越しホームランを打ったらガッツポーズをとるだろ。それは、無意識に体で表現するほど嬉しいからさ。」
ツヨシ「ホームランを打てば、そりゃ嬉しいでしょ。」
仙人「そうさ、たとえ4番打者でも、内心は「ホームランは打てない」と思う気持ちが勝っているからだ。信じてない(期待している)ことが現実になると、感情を抑えきれない。だから、思わずガッツポーズを取ってしまうのさ。」
ツヨシ「じゃあ、最終回で勝ちが決まった時に、投手がガッツポーズを取るのも、自分のことを信じてない、ってことですかぁ。」
仙人「ああ、同じさ。もし、打者を打ち取るのが「当たり前」だと思ってたら、勝っても感動しないだろう。」
ツヨシ「それはそうですが。。」
仙人「フフッ、喜び(幸福感)とは、そういうことさ。自信がない、でも成功したい!その期待していることが現実になると、その興奮は自分を抑えられなくなる。これが最高の感情なのさ。」
ツヨシ「分かります。今のボクがその状態ですから。」
仙人「パソコンが直ってよかったなぁ。はっはっはっ」
☆悪い状態は幸福を得るチャンス!
★悪い状態からのギャップが大きいほど喜びは大きい。反対に、どれだけ今が恵まれていてもマンネリだと感動はない。
☆自信のないことにチャレンジして、興奮を生みましょう!
※成功の可能性が高く、自己責任を負える程度のことにチャレンジすることが大事です。ギャンブルは地獄への道ですのでご注意ください。