『全集中の呼吸』ができると何でも出来るようになる!荘子の教え「道・TAO」 | 凡人だから覚れるブッダの教え

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ツヨシ「仙人さんは、全集中の呼吸ってご存知ですか?」

 

仙人「なんだ。やけに丁寧で気持ち悪いなぁ。」

 

ツヨシ「実は、全集中の呼吸法を教えてほしいんです。仙人さんだったら何でも知ってると思って。。」

 

全集中の呼吸とは
 

『鬼滅の刃』に登場する、鬼殺隊士達が必須として習得する特殊な呼吸法。超越生物である人喰い鬼と渡り合える程の身体能力を得た上で、そこから各"型"に沿った必殺の剣術を繰り出すことによって、岩塊よりも硬い頸をも斬り落とす。

 

仙人「それって、鬼滅の刃の丹次郎が使っている術のことかい?」

 

ツヨシ「そうです。それが使えるようになると、鬼に金棒ですからね。」

 

仙人「ふ~ん、信じているのなら教えてやってもいいけどなぁ。」

 

ツヨシ「ありがとうございます。」

 

仙人「呼吸法は、ヨガから生まれたのだが、仏教の瞑想(禅・三昧)や、道教の気功に応用されるようになったんだ。」

 

ツヨシ「へえ~、そうなんですね。それでは、ヨガの呼吸はどうやるのですか?」

 

仙人「ヨガの行法は、目的によって呼吸法を使い分けるが、普通の呼吸法と違うのは、思念によって神様のエネルギーをもらうことだろうなぁ。」

 

ヨガの呼吸法…

ゆっくり吸って、長く止めて、ゆっくり吐く。それを一分間に4回ぐらいしかしない。

(チャクラの覚醒と解脱、本山博著より引用)

 

ツヨシ「呼吸法で神様からのエネルギーがもらえるのですか?」

 

仙人「ああ、空気には大宇宙のエネルギーが詰まっているからなぁ。呼吸で感情をコントロールできるから自律神経を整えるのにも効果がある。暗い性格の人でも、ヨガで明るくなれるよ。」

 

アナハタの覚醒法…

胸腔に空気を入れたり吐いたりする。その胸の空間の拡がりに心を集中していると、さらに空間が拡がってきて空間の中に明るい光が見える。この時くよくよしないで楽天的な気持ちであることがポイント。

 

ツヨシ「へえ~、そうなんですね。」

 

仙人「ヨガはそうだが、、仏教(禅)の場合には、、精神の集中と瞑想の方に重きを置いているんだ。密教の阿字観(月輪観)は、瞑想に入るための準備として、始めに呼吸(音)に集中するんだ。ヨガでもそうだが、音という一点に心を集中すると邪念がとれて瞑想しやすいのさ。」

 

ツヨシ「集中すると、神仏と一体化できるからですね。それは分かりますが、ボクの場合は、中々邪念が無くならないです。」

 

仙人「別にかまわんが、、瞑想中に邪念があるときは、つまらん妄想と一体化しているってことになるな。妄想を祓うことができなければ、気を集めることは難しい。

 

(気を養う)内丹を修練するためには先ず心を修練せねばならない。心を修練する方法は、散漫な思考と妄想を心から取り除いて清浄にすることであり、仙家はこの法を伝えてきた。他の道はない。
 

青華「昌道真言」道教と気功より

 

ツヨシ「気の集中は、ボクには難しそうですからあきらめます。。」

 

仙人「何を言ってるんだ。人が幸せに生きる、自己実現をするためには、雑念を取り払う術を知らないとダメだろ!

 

道「TAO」を体得するためには、心に雑念を抱いてはならぬ。雑念を抱いていれば心は乱れ、悩みに満たされるに決まっている。心の安定が得られなくては、道「TAO」に近づくこともできはしない。
 

荘子 中国の思想12より

 

ツヨシ「へえ~、そうだったんですね。それじゃ、どういう風にすれば良いのですか?」

 

 

仙人「気の集中をする時に音を聞くのは、初心者がすることだ。道「TAO」では気で聴くんだ!

 

耳で聞くより心で聴く。いや、心で聴くより気で聴くがよい。耳は音を感覚的にとらえるに過ぎず、心は事象を知覚するにすぎない。だが、気は違う。気で聴くとは、あらゆる事象をあるがままに無心に受け入れることだ。道「TAO」はこの無心の境地において、はじめて完全に顕現する。心の斎戒とは、この無心の境地をわがものとすることなのだ。
 

荘子 中国の思想12より

 

ツヨシ「無心になることが大事なんですね。だんだんと分かってきました!」

 

仙人「ふっふっふっ、分かると出来るは違うからなぁ。」

 

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【今日の学び】

 

★深呼吸をすると、大宇宙のエネルギーを取り入れることができる。

※汚い空気をすべて吐き出し、清浄な空気をいっぱい吸う。

 

☆きれいな空気を肺から脳に運ぶと、きれいな思考になる。(脳が冴える)

 

★気(無欲・自然)で聴く術ができるようになると、物事が見通すことができるようになる。

 

☆心の中の邪念をも、あるがままに観えるようになると、それは仏の境地だ!

 

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