ブッダの教えの真髄は、「大乗」の実践にある! | 凡人だから覚れるブッダの教え

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ツヨシ「大乗仏教と小乗仏教がありますが、何が違うのですか?」

 

仙人「ああ、それな。大乗と小乗と分けて言うが、現在の日本の仏教は、ほとんどが大乗仏教と言われているんだよ。

 

ツヨシ「そうなのですね。じゃあ、小乗と大乗とどう違うのですか?」

 

仙人「ブッダが涅槃に入った後、弟子たちの多くはブッダに教わったことを熱心に修行していたのだが、一部の弟子たちから、「その修行は自分のため」だから、ブッダの教えに背いていると批判が起こったのさ。」

 

ツヨシ「どのような批判ですか?」

 

仙人「ブッダの教えは、他利といってみんなを救うためのものなんだ。ところが、昔からの上座部のやり方は、自分達だけで覚りを開く修行だと批判を始めたのさ。」

 

ツヨシ「ふ~ん。」

 

仙人「批判する側は、自分達の信仰は大きな乗り物だから「大乗」と名付け、昔からある上座部を小さな乗り物小乗」とバカにしたんだ。」

 

ツヨシ「そうなのですね。でも、ボクの知っている日本の仏教は、大乗ではないと思いますよ。

 

仙人「いい所に気づいたようだな。日本のお寺の経典は、「大乗の教え」によるものなんだ。ところが、お経を唱えるだけで、本来の「ブッダの教え」を伝えてはいないのさ。」

 

ツヨシ「仙人さんが今言われたことは、どこに書かれているのですか?」

 

仙人「いい質問だ。般若心経の元になった「金剛般若経」という経典があるんだが、ここに載っているんだよ。」

 

※金剛般若経より…「この果てしなく広い宇宙を七つの宝で満たして、ブッダ(如来)に施したとしても、この法門から四行詩ひとつでも取り出して、他の人達のために詳しく示し、説いて聞かせるものがあるとすれば、こちらの方が、このことのために、もっと多くの、計り知れず、数えきれない功徳を積むことになるのだ。、、、何故かと言うと、ブッダの覚りもそれから生じたのであり、目覚めた世尊らもそれから生まれたからだ。」

 

ツヨシ「ブッダも大乗を実践して覚ったのですね。だから、覚りを開くためには、一人でも多くの人に「ブッダの教え」を説明しないといけないってことですね。」

 

仙人「そのとおりだ!お経を唱えるのは小乗であり、他人の幸福を考えた行動が大乗ということさ。」

 

ツヨシ「今までのボクは、小乗だったという訳ですね。」

 

仙人「それは小乗とは言わないんだ。大乗を実践するためには、ブッダの教えをマスターしないといけないからな。ブッダの教えも知らないくせに、他人を導こうとすると違う方向に行ってしまうんだよ。」

 

ツヨシ「オウムみたいな変な新興宗教のことですね。」

 

仙人「そうならないように、多くの人を幸福に導くには、ブッダの教えをマスターしないとな!」

 

ツヨシ「はい、頑張って勉強します!」

 

仙人「その調子だ。わっはっはっ!」

 

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【今日の学び】

 

☆大乗と小乗…大乗と小乗は反対の教えではなく、大乗は小乗を包摂するもの。

 

★大乗とは…苦しんでいる人たちのために、「ブッダの教え」を噛み砕いて説明する修行。その功徳によって、真の覚りを得ることができる。

 

☆ブッダの教えは、お経を唱えることではない。お経に書かれていることを実践することだ。