2018/8/31 中央日報
借入は増え利益は思うように上がらず…韓国自営業負債が600兆ウォン以上に
山を越えてまた山だ。家計負債に苦心している金融当局の前にまた別の思わぬ伏兵が姿を見せた。急増する自営業者の借入だ。自営業者の借入残額は今年に入ってすでに600兆ウォン(約60兆円)を突破したものと推算される。1500兆ウォンに肉迫した家計負債に続き金融市場を揺るがしかねないもう一つの「時限爆弾」だ。
(中略)
伏兵は恐ろしい。実体を把握しにくいせいだ。自営業者の借入がそうだ。自営業者は事業者登録をした後、個人事業者融資を受けたり、個人資格で家計融資を受けたりすることができる。個人事業者としても個人としても借入が可能だということだ。
金融監督院が自営業者の個人事業者融資(企業融資)に家計融資(個人融資)を合算して規模を推定しているのはこのためだ。もちろん限界はある。個人事業者融資を受けなかった自営業者の家計借入は「隠れた借金」として統計には表れてこない。
(中略)
LG経済研究院のチョ・ヨンム首席研究委員は「自営業者融資は家計融資に比べて敷居が低いため急増した」とし「賃貸事業者融資効果を取っ払って見ると、飲食・宿泊業など生計型自営業融資の不健全化はすでに表面的な数値よりも深刻化している可能性もあるだけに、当局がより注意深く見なければならない」と指摘した。
引用ここまで
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別にどうということも。韓国は識字率とか失業率とかいう、見栄につながるような統計は徹底的に化粧するんですね。
少し古い統計ですが

韓国じゃ雇用率が低いのに失業率も低いという、魔法のような統計手法を駆使するんです。
”自営業者融資は家計融資に比べて敷居が低いため急増した”・・・先月9日の中央日報は、家計負債の伸びが鈍化しているのに”逆に、銀行圏の個人事業者向け融資は増加幅がむしろ大きくなっている・・・金融圏では、家計ローンを強く規制しながら相対的に借り入れしやすい個人事業者向け融資が増えたのではないかという分析もある”・・・と書いていました。
似たような話を2014年11月の朝鮮日報が書いていましたな。”女性客は一般に男性客に比べ借金の取り立てが容易なため、消費者金融会社にとっては良い客だ”・・・という記事でしたが。
何というか・・・・・
それはともかく”自営業者は事業者登録をした後、個人事業者融資を受けたり、個人資格で家計融資を受けたりすることができる・・・金融監督院が自営業者の個人事業者融資(企業融資)に家計融資(個人融資)を合算して規模を推定しているのはこのためだ”・・・韓国ウォッチャーは概ね、自営業者の負債なんぞは実質的には家計債務でしょ、と書いていました。
やっと中央日報も書いたか。
まあ韓国の統計なんぞはねえ・・・・・寅さん一派にとって気に入らない統計数値なんぞを出しますと、統計庁長なんぞは解任されてしまうんですね。
ええ、寅さんにとっては間違っているのは自分の信念ではなく現実の方なんです。
戦わなくちゃ。現実と。
