７００年のわだかまりを打ち破った、英国とアイルランドが歴史的和解へ
「我々は過去を認めます。しかし、現在の方がもっと大事です。アイルランドと英国は決してできそうもなかった友情や親密さを実現しました」
アイルランドと英国が、かつての独立戦争期のわだかまりを打ち破り、歴史的和解に乗り出した。アイルランドのマイケル・ヒギンズ大統領は８日、アイルランド政府の首長として、史上初めて英国を国賓訪問し、ウェストミンスター議会で演説した。氏は、「両国は違いよりは共通点のほうが多い」とし、「和解や尊重で新しい１００年を準備しよう」と力説した。
７００年間、英国から支配を受けてきたアイルランドは、１９１９～１９２１年の２年半に渡って、激しい独立戦争を繰り広げた。アイルランド共和国軍（ＩＲＡ）のゲリラ戦や英国軍の残忍な報復で、両国では１４００人以上が命を落とした。両国は１９２１年、休戦し、アイルランド南部の２６州の独立を認め、北部の新教地域の６つの州は、英国領の「北アイルランド」に存続させた。１９５０～６０年代、英国は商店に「アイルランド人や犬は出入り禁止」という表示板を掲げるほど、アイルランドとは冷え切った関係を保ってきた。
ＩＲＡは、１９７０年から１９９７年まで、北アイルランドの独立に向け、闘争を続けてきた。北アイルランドの分離独立闘争は、０７年、「セントアンドリュース協定」が締結され、公式に終了した。
両国関係が急激に変わった突破口は、１１年、エリザベス２世女王が切り開いた。当時、アイルランドを訪問したエリザベス女王は、アイルランド独立闘争犠牲者の記念碑に献花し、対立の過去史について遺憾の意を明らかにした。ＢＢＣは、「アイルランド大統領の歴史的訪問は、２０年前に実現することもできたが、両国の躊躇いのために見合わされてきた」と報じた。
２０代の時、ウェイターのアルバイトのため、イングランドを訪れたことのあるヒギンズ大統領は、演説で、「英社会で活躍しているアイルランド系住民の存在に誇りを感じている」と明らかにした。しかし、北アイルランドの状況については、「永久かつ創造的和解段階に至るまでは、まだ旅路が残っている」と語った。
同日、ロンドン西部郊外のウィンザー城で行われた英エリザベス２世女王の公式晩餐には、ヒギンズ大統領だけでなく、北アイルランド自治政府のマーティン・マッギネス首席長官（６３）も出席し、女王のために、「歴史的乾杯」の音頭をとり、目を引いた。マッギネス長官は、昨年まで議員を務め、女王への忠誠誓約を行う手続きを問題にし、ロンドンのウェストミンスター議事堂への出席を拒否する「欠席主義」運動を主導してきた。
彼の英王室宴会への出席を巡り、北アイルランドでは、「英国に投降したではないか」という批判の声も出ている。同日、女王との晩餐が行われたウィンザー城の外では、１９７４年、バッキンガムパブ爆破テロ事件の犠牲者家族が、「手に血をつけたマッギネスを逮捕せよ」と要求するデモを行った場面もあった。しかし、北アイルランド・シンフェイン党のゲリー・アダムス代表は、「わが党が寛容や平等に基づいて、未来に向け努力することを示す歴史的訪問だ」と評したと、ガーディアン誌が報じた。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014041006038
引用ここまで
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”アイルランドと英国が、かつての独立戦争期のわだかまりを打ち破り、歴史的和解に乗り出した”・・・どういうわけか日本が出てこないですねえ。
チョン、いや韓国人に言わせると日本の朝鮮支配は「人類史上例を見ない残酷な植民地支配」のはずですから、
”７００年間、英国から支配を受けてきたアイルランドは、１９１９～１９２１年の２年半に渡って、激しい独立戦争を繰り広げた”・・・日帝による朝鮮支配は35年ですから、英国のアイルランド支配の20分の1ですな。
いやいや”ＩＲＡは、１９７０年から１９９７年まで、北アイルランドの独立に向け、闘争を続けてきた”・・・現在進行形で英国は北アイルランドを支配していますしねえ。
別にアイルランドだけではありません。英国はEU仲間のスぺインにもジブラルタルという植民地を保有しております。
日韓に例えれば未だに釜山が日本領であり、日本人の釜山総督が全権を握っているようなものなんですが。
そういえば10数年前まで英国は中国にも植民地を保有してましたな。アメリカもフランスも未だに海外に領土、つまり植民地だの併合だのした土地を保有し続けておりますし。ハワイなんぞはどう見たってアメリカ固有の領土じゃないですしねえ。
”英社会で活躍しているアイルランド系住民の存在に誇りを感じている”・・・現在のアイルランド共和国の人口は460万人弱なんですが、世界中にその何倍、いや何十倍もの移民を送り出しています。
アイルランド系アメリカ人だけで3,600万人を超えていますし、大統領だけでもケネディ、レーガン、クリントンの3人を出していました。
映画ではジョン・フォード監督が有名ですが、彼が好んで使った俳優はジョン・ウェインやらモーリン・オハラといったアイルランド系が多かったですね。
ええ、フォード一家と呼ばれるくらいに。
もちろん英国でも著名なアイルランド系には事欠きませんな。ビートルズのメンバーとか、バーナード・ショーやら・・・・そういえばシャーロック・ホームズ物で有名なコナン・ドイルも母親がアイルランド人でした。
作品でも反英運動を行っていたアイルランド人に同情的な描写もありました。
海洋小説のホーンブロアーシリーズで有名なセシル・スコット・フォレスターの作品にも反乱を起こしたアイルランドに同情的な場面も出てきます。
”同日、ロンドン西部郊外のウィンザー城で行われた英エリザベス２世女王の公式晩餐には、ヒギンズ大統領だけでなく、北アイルランド自治政府のマーティン・マッギネス首席長官（６３）も出席し、女王のために、「歴史的乾杯」の音頭をとり、目を引いた”・・・その点韓国はブレませんな。憲法の規定も無視して親日派からは財産を取り上げていますし。
いえいえ、クネ婆さんはそのまま突っ走ってくれれば・・・・・
02年1月のチコとミケ・・・・・好きな場所でくつろいで