12月15日、熊貓團(PandaBros)の1stアルバム『熊猫团』が発売10周年を迎える。
収録曲の「天空」についてはもう何度か書いているが、やはりこのブログの原点だと改めて思う。
このブログを始めて何年も経つが、いつも途方に暮れている。情報の断片は無数にあるのだけど、繋がらない。自分の気持ちさえ言葉にならずまとまらない。全てが砂のように手からこぼれ落ちていくのを眺めているだけだ。
そして、いつも、手の中で最後まで残るのがこの曲だ。なぜかこの曲の存在感は揺るがない。迷いながら手探りでブログを続けるなかで、信じるに足るものとして、ずっと道標のように存在してきた。
冒頭の話の大まかな内容:私たちはみなこのような感じで、情が深く、テレビで見るような痩せていてカッコよくてカラフルな長髪をした美男子とは違う。でもそこが人々に新鮮さをもたらすと思い、熊猫団を結成した。
CDのなかで曲名は「天空 feat. 熊貓親友團」と表記され、他の収録曲と同様に、仲間の存在が感じられるようになっている。
仲間というのは熊猫団にとって重要な要素なんだろうなというのは、これまでに何度も感じてきた。
今、MVを見ながら、前に拍拍さんが言っていたことをふと考えている。「扉の向こうに進む時には仲間が必要だ」という話だ。
10年前のこの曲は、仲間とともに扉をくぐり、時間を越えて、現在につながっている。
この曲を初めて聞いた時にはこんなふうに聞こえるなんて思いもしなかった。聴き続けてよかったなと思う。
天空、十年。次の扉の向こうにも青空が広がっていますように。
“通往世界尽头 哪里会有尽头”
“世上所有的事情不会都通向绝路尽头”
おしまい