2023年12月、熊貓團(PandaBros)の1stアルバム『熊猫团』が10周年を迎える。
収録曲の「天空」については今年の後半に書くつもりでいたら、1月8日に熊猫団から「天空」の10周年を伝える投稿があった。
天空,十年。
≫微博「十年」
≫bilibili「いつの間にかリリース10年」
「天空」の完成版はアルバム先行曲として2013年11月に配信されたが、その前年、2012年12月にアルバムのクラウドファンディングがスタートした時にDEMO版が公開されていた。今回の投稿があった1月8日が何かの記念日というわけでは、たぶん、ないと思う。しかしこの曲はアルバムのメイン曲のひとつだし、熊猫団の代表曲だ。
メンバーの微博コメント(投稿順&テキトー訳)
- 富貴「時が経つのは早い〜 ビュ〜ン」
- 悪魔「熊猫堂が訓練生としての最後の審査を受けた時、彼らが最後の演目で歌ったのがこの曲だった。俺たちには内緒で練習してたんだ。俺はその場で号泣してしまった」
- 馬老師「もう長い間自分の歌を聴いてなかったが、リンクを開いて前奏が流れ出すと万感の思いが込み上げてきた。時の速さには驚くばかりだ。記憶の中ではこの間のことのように、MVの中の一人一人の顔や一つ一つの出来事が鮮明なままだ。この曲がこれからも愛されて、次の10年を、その後々の10年を、温めてくれますように」
- 拍拍「10年前の君、俺、彼、彼女、10年後も元気でやってるか?」
気になったのは、やはり、微博にもbilibiliにもある悪魔のコメント。bilibiliの方では七哈も「懐かしい」とコメントしている。
悪魔は追加コメントで「その時の歌はなかなか聞き苦しいものではあったけど、それでも心から感動した」とも書いている[bilibili]
「熊猫堂が『天空』歌うとしたら誰かどのパートを歌うか」という妄想は何度もしたことがあるので、目に浮かぶようだ。大サビの馬老師の高音→達達の流れは、絶対、峰峰→七哈だと思う。
そして、悪魔は(見かけによらず🤐)涙もろいので、それもまた目に浮かぶ。
天空
2013年 1stアルバム『熊猫团』収録
作詞/作曲:拍拍
編曲/制作:王曦
製作総指揮:拍拍
「天空」は拍拍さんが初めて書いた曲だという。
今聴いても全く古くないし、スタンダード性の高い本当にいい曲だと思う。
天空、十年。
これからも聴き続けます。
……と、きれいに終わるはずだったのに。
我很好。
翌9日、bilibiliに動画が投稿された。
≫bilibili
これは2015年にネットで公開された熊猫団主演の音楽短編映画『離別曲』のワンシーン。
本編≫Facebook @pandabrosmusic
なぜこの場面を切り出してこのタイミングで投稿したのかは分からない。ただ、ここのセリフはなんとなく、上記の拍拍さんの微博コメントと通じるものがあるようにも思える。
「もしもし。俺、この週末、結婚するんだ。
以前は君に言いたいことがたくさんあったけど、いま言いたいのは、ただ……俺は元気でやってるから。
君とは一緒に歩いていけなかったけど、あんなにたくさんのいい思い出がある。それで十分だ。君も元気で」
そして、この動画をシェアした悪魔のコメント[bilibili]
「もしもし…俺、この週末、死ぬんだ…(公式アカウントに過去の動画をさらされた)社会的な死だ!!まずはあいつを道連れにしないと!!!」
(これが悪魔の自作自演でないとしたら、動画を投稿したのはおそらく拍拍さん)
こういう10年。おめでとうございます
おしまい
熊貓團PandaBros
≫Apple Music
≫Spotify
≫Facebook
≫Twitter
≫YouTube