日本の歌手の平原綾香と、中国のバーチャルシンガー洛天依がデュエットした動画が出てきました。2人とも日本語と中国語を交えて2曲歌っています。

 

  日中国交正常化50年記念企画

 

9月24〜25日、日中国交正常化50年を記念して北京で行われた民間イベントがあり、そこで披露されたのがこの動画です。
中日国交正常化50周年民間記念イベントが北京で開催(人民網日本語版)

 

動画≫微博 @日本国驻华大使馆
平原綾香 洛天依

 

平原さんの歌声は中国風のメロディとも合いますね。悠久感がある。周深とのデュエットを聴いてみたい 音譜

 

平原綾香
現在、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』にユリア役で出演中。この舞台は最初は中国ツアーも予定されていたそうです。

 

洛天依(ルォ・テンイ)
中国を代表するボーカロイド、バーチャルシンガー。
 

ボカロのことは全く詳しくなくて、(この動画に関しては)人間が歌ってるのを加工してるのかなと思いながら聴いてました。でも調べてみたら、どうやら「ACE Studio」という新しいAI歌声合成ソフトが使われているようです。
このソフトの洛天依は日本語には対応していないそうなので、日本語パートは別のソフトを使ってるということかな? よくわかりません。

 

平原さんのアメブロ

  MOSHIMO

 

今回のコラボはこの動画のみで、困ったことに楽曲情報が見つかりません。
1曲目の「」(憶)は中国の曲だと思うけど特定できませんでした。この企画のオリジナル曲でしょうか?

 

2曲目は平原さんが作詞作曲した「MOSHIMO」です。
この曲、調べてみたら興味深かった。
元々は2020年にミャンマーのドラマの主題歌として作られびっくり、ドラマに出演した俳優の森崎ウィンと一緒にミャンマー語で歌った曲です。

平原綾香×森崎ウィン、ミャンマーと日本を繋ぐ「MOSHIMO」日本語ver.リリース(barks)
 

ミャンマー語Ver.+日本語Ver. MV

 

ドラマは国を越えた遠距離恋愛の話だったそうです。歌詞は今回の企画にも合っていますね。

 

そして中国語バージョン。
こちらは詳細が分かっています。PANDA RECORDが関わっていました パンダ

 

日本の音楽レーベルPANDA RECORDが翻訳と演唱総監(歌のディレクション?)を担当し、歌手の程璧(チェン・ビー)が中国語詞と中国語の歌唱指導を担当しています。
意外なところで興味深いコラボ 音譜(そして楽曲情報ありがたいハート
微博 @PANDA_RECORD
微博 @程璧

 

程璧の投稿に「NHKの山中宏之」という名前が出てきたのが気になって調べてみました。「東京JAZZ」の統括プロデューサーも務めるNHKエンタープライズのプロデューサーだそう。アジア音楽にも強く、「東京JAZZ」や「ABU TV ソング・フェスティバル in tokyo」にディマシュ・クダイベルゲンを招いたのもこの人だそうです。
(一瞬、熊猫堂も何卒…と思ったけど方向性が違いすぎるな)

 

  ボカロとの日中コラボ

 

日中友好を目的とした企画ではないけれど、少し前の初音ミク阿朵(アドー)のコラボも面白かった ハート

 

 

完了 おしまい