太宰府さくら開花 さくらさんより
保育園待機児童が多く、働く新米ママさんたちはたくさんのストレスを抱えている。
産休明けが近づいても、保育園が受けてくれなくて困っている人たちの多いことに驚いた。
やむを得ず、無公認の保育園に預けながら公認保育園の受け入れを待つという不安を抱えながら、育児と仕事に励む人たちの神経は疲弊しているようだ。
保育園に預けると様々な感染病にかかり、親はその都度早退や欠勤を申し入れなければならず、職場では非常に肩身の狭い想いをしている。
子供は親の不安やストレスを直に感じ泣き止まない日々もあり、睡眠不足も重なり、心身疲労の中で母親はヒステリーを起こしやすくなる。
僕スローライフなんだ・・・noble-heart jr.
私はこの度、姪の出産・育児・職場復帰の様子を見る機会を与えられた。
現代社会のスピーディーな流れの中での子育てがどんなに大変かを思い知らされた。
私の姪も、きっと忙しい日々をヒステリックに生活しているのだろうと思っていたが、予想に反して彼女は素晴らしい子育てをしていた。
無認可の保育園に預けて約１ヶ月だが、満１歳になったばかりの「あーちゃん」は、不安いっぱいの日々を彼の小さな命ぎりぎりのところで闘っている。
家に帰るとママから離れず、少しでも姿が見えなくなると泣き続ける。
離乳食を与える時期から徐々に母乳からミルクに換えていた彼女だが、家に帰って忙しく家事をこなすために考えたことは、先ず最初に「あーちゃん」に母乳を与え心を落ち着かせる。そして翌朝目覚め一番にもしっかりだっこして母乳を与える。保育園へ連れて行く前にもう一度母乳を与える。
それを始めてからの「あーちゃん」は、少しずつ落ち着いてきたという。どんなに「あーちゃん」がけたたましく泣き続けても、彼女は決してヒステリックにはならない。 周囲の人たちは感心している。でも、彼女は気づかないうちに心身が、疲労骨折状態に陥っていた。 ストレス、肉体疲労による乳腺炎にかかっていた。発熱、筋肉痛などで身動きできなくなる怖い病気だ。
彼女の友人から良い助産師さんを紹介していただき、昨日私が連れて行った。野﨑悦子先生の「Hana母乳育児相談診療室」だった。
技術とココロの伴った野﨑先生
乳房の病気以外にも精神的ストレスに悩む母親の相談にのって、カチカチに固まった乳腺だけでなく、心も揉みほぐされる。じっくり患者さんの話を聞き優しい笑みをたたえて、的確なアドバイスや良い点はしっかり認め褒められる。姪の話を聞いてくださった先生は、彼女を讃えてくださった。「あなたはすばらしいお母さんですね！こんなになるまで頑張っているのですね。あなたの子供としてこの世に生まれてきたお子さんは幸せね。」
赤ちゃんがお乳を吸引するのと同じような状態で詰まった乳腺を揉みほぐしお乳を絞っていく。
そして、「あなたのようなお母さんを応援したいから、肩や首、腕の凝りをアロママッサージで和らげてあげたいんです。これは私の想いでさせていただきます。」と、優しく温かい言葉をいただいた。傍に付き添っていた私でさえジーンと胸があつくなるのをおぼえたのだから、本人の気持ちがどれほど癒されたか想像できる。
彼女はこれから、自信を持って子育てを楽しむだろうなと思った私だった。
偶然（？）私が彼女に付き添うことになり、野﨑先生との出会いをいただいたのだが、お話してみると何と共通点の多い方だった！！
お洗濯物気持ちイ～イ あーちゃん
１５年前の阪神淡路大震災でお兄さんが、がれきの下から生還された。しかも、西宮北口なのだそうだ。
たくさんの亡くなった方々を見られたお兄さんは「自分だけが幸せになってはいけない・・・」と思われて生きてこられたそうだ。そんな豊かで優しい心を持ったご兄妹が、あの日あの時、私の悲しみの隣にいてくださったことを不思議に思うと同時に、深いご縁を感じた。
その上、おじさんは夙川在住と言われ、私は唖然とした。西宮北口の隣の駅が夙川。その夙川で私の息子は短い生涯を閉じたのだから。
清潔な診療室での野﨑先生
野﨑先生は若いお母さん方へ「命の授業」をされている。昨日野﨑先生と出会ったほんの一瞬の刻は、これから先の私の未知の世界をどんな色に染めてくれるのだろうか？
またひとつ、明日への楽しみが増えたようだ。
Hana母乳育児相談
助産婦 野﨑悦子先生
TEL・０８２－９６２－０４３０
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命満開ハクモクレン 石内の四季より
素晴らしい技術を持ち、とても良心的で親身になって応じておられる素敵な方なのでここに紹介させていただいた。