NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、先週から
昭和41年6月29日に来日したビートルズ旋風のお話ですね。
ドラマの舞台となっている赤坂の街並やレストランに来るサラリーマンの姿などを見て、ふと、有楽町の映画会社の管理部門で働いていた両親が有楽町や銀座で観たり感じたりした事を聞いてもいなかったと、今更ながら思い至った訳です。
思い立ち急いで両親に電話したものの、深い話にはどうにも発展しそうもありませんでしたが、ビートルズとか銀巴里という名前が出てきて、急にその時代が色付き躍動感を持って近づいてきた気がしました。
興味を持つきっかけとなった剛さんの研究・執筆活動のうち、先月発売になった佐藤剛著『美輪明宏とヨイトマケの唄』(文藝春秋)は特に昭和30年代から40年代にかけて天才達の出逢いから音楽、映画、演劇、文学など沢山の登場人物の才能が続々と開花する様子に心躍ります。
そして下記、ソニーエンタメステーションで連載された『ビートルズの武道館公演を実現させた陰の立役者たち』もこの時代の経済界や政治の世界など多面的に捉える事によって、時代の空気を含めて感じる事が出来ます。
ドラマ『ひよっこ』はそういう時代の空気に触れながら、有名でもない(これから先のドラマの展開は分かりませんが)一般の人たちの営みが描かれているので、色んな人の顔を思い浮かべ、当時の姿を想像しながら興味深く見ています。
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