9月ですね。

あっという間に秋の気配。


な ん で す が !



ブログに書くタイミングを逃してしまった

8月の納涼歌舞伎のお話をしますね。


ご覧ください、すごい役者さんが揃っています。



中村獅童さん、松本幸四郎さん

中村勘九郎さん、中村七之助さんは

歌舞伎をご覧にならないかたにも

お馴染みですよね。




市川團子さんは香川照之さんのご子息ですね。

愛くるしい笑顔で大人気です。


市川染五郎さんは

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の木曾義高殿です。


埼玉県狭山市の入間川のほとりで

短い生涯を終えました。





近くの清水八幡は義高を

御祭神として祀っています。






なんかやたらと『たい三』が主張しています。





これじゃあ染五郎さんじゃなくて

鎌倉殿の義高の紹介みたいじゃんね。



こちらの左上の坂東彌十郎さんは

『鎌倉殿の13人』の北条パパです。



鎌倉殿の殺伐としたストーリーの中で

ほのぼのとしたキャラクターでホッとしました。


なんだよ鎌倉殿の話ばかりじゃん!





では歌舞伎のことをお話ししますね。


歌舞伎はたぶん5回ほどしか観ていないので

まったく詳しくないんです。


現代のテンポの良い作品と比べると

5分でまとまる内容を1時間かけてみせるような

そんなところがあるんです。


だけどもですよ。


気づいてしまったんです。

これは究極のエンタメだと。



4月にも歌舞伎鑑賞をしておりまして

そのときの演目に『連獅子』があったんです。


尾上松緑、尾上左近親子


この『連獅子』は親子で演じることが

多いそうですが


尾上松緑さんは父親と演じることが

叶わなかったそうです。


左近さんが17歳になったいま

ついに親子で披露することができました。


とにかく素晴らしい舞台でした。


左近さんを拝見してるだけで

肌年齢が10歳くらい若返るんじゃないかってほど

存在がみずみずしいのです。


いまこのタイミングだから

尾上親子の連獅子は素晴らしい。


左近さんがもう少し大人になられていたら

おそらく違う親子が演じられていたのでしょう。


このタイミングでなければ

観ることが叶わない舞台なんです。



なんたる贅沢。


そしてこの先、何年先かわかりませんが

左近さんが父となり親子で演じるときには


「わたしは左近さんが子供だったときにお父さまと演じられた連獅子を観た」


と悦に入るのです。


歌舞伎は演目だけではない、

人さまの人生まるごと含んだ

究極の芸能なんです。






わたしの世代だと松本幸四郎さんといえば

ドラマ『王様のレストラン』主演の幸四郎さん

というイメージです。


ですが「その」九代目松本幸四郎さんは

いまや松本白鸚さんで


松たか子さんのお兄さんのイメージが強かった

市川染五郎さんがお父上から引き継ぎ

十代目松本幸四郎さんなんですよね。


で、今の染五郎さんが鎌倉殿の木曽義高役の

八代目市川染五郎さんなんです。


こちらもお父上から引き継がれたお名前です。


同じ名前だらけで頭がこんがらがりそうですね。


幼いときのお披露目を経て

どんどん成長する姿からやがて貫禄ある姿まで

そのすべてを見せていただいてる。


それが代々続いてるんです。


ドラマ『北の国から』どころの話じゃないですよ。



一般家庭のわたしの家で考えると

父と兄と弟が先祖代々同じ仕事をしていて

しかも名前もどんどん引き継がれて

結婚したり子供が生まれたり調子が悪いのを

見ず知らずの人にも知られている。


そんな世界。


こんな狂気じみた恐ろしい見せ物を

芸の名のもとに、


わたしたちに

提供してくださってるんですね。




ちなみに観劇のおともに

オペラグラスならぬ双眼鏡を持参するのですが


4月も8月も手を伸ばせば役者さんに

触れられそうなほどの良席で


すね毛が目視で確認できる距離

とでもいいましょうか。


近すぎて恥ずかしかったくらいです。



双眼鏡は東京ドーム仕様の

本気と書いてマジと読むレベルのやつでして

使うと逆に見えずらい。


開演前の緞帳(カーテン的な幕)の

見事な織りの様子がようく確認できました。





わたしは泰三くんのお母さまのお着物で。


この柄


ずっと団扇の絵だと思ってたの。



どうも絵の描かれた貝とか札のようですね。



きょうは長々と書き連ねましたが

和のものは知らないことが多くて面白いです。


自分の国のものなのにね。



ではごきげんよう。



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