○成田→アラブ→ミラノ間の飛行機編
○ミラノ大聖堂 前編
○ミラノ大聖堂 後編
○ついに水の都ヴェネツィアへ
👑アメトピでご紹介いただきました！
○イタリア人の陽気さの秘密
○ヴェネツィアの写真が撮れません！
○この世は体験がすべてです
○大切な人とのお別れ、そして発熱！
サンタルチーア駅で
壇珠さんとの涙のお別れ。
そのあとホテルに戻ると泰三くんが熱っぽい。
おや？
こんなこともあろうかと
体温計は持参してますよ。
さっそく測ってみたら
38.5度！！！
えっ、これって！
例の！あの！ヤバいやつじゃん！！
すぐにわたしも測ってみると
37.5度
どどどどどうしよう。
こんな優雅なホテルにいながら発熱する夫婦。
マジで無駄。
でもぐったりしているヒマはない。
まだコロナかどうか分かんないけど
（100%そうだろうけど）
もし悪化したらどうしたらいいの？
こんなこともあろうかと日本語OKの病院は
調べてきたとはいえ
そのクリニックはローマだし、
翌朝はフィレンツェに移動しなきゃだし、
ああああああああああ！！！！
壇珠さんに連絡しなきゃ！
うつってたら大変よ！！！
と、発熱の旨をご報告。
さてここで
わたしたちに残された道はこのふたつ。
○心強い壇珠さんの住むヴェネツィアに居座る
○とりあえず旅程どおりにヴェネツィアに移動
さあ、どうする？
病院の予約の仕方も分からないイタリアで
難関にぶちあたりました。
でも明後日はローマに移動する。
そしてその日は帰国用のPCR検査を予約してある。
明後日には白黒はっきりするのだ。
それにローマでは
PCR陽性だった場合のお助けプランを
旅行会社に頼んである。
そこまで持ちこたえられれば。
ただイタリアは南下するほど治安が悪い。
ヴェネツィアは安心して滞在できたけど
この先のフィレンツェ、そしてさらに南のローマ。
ガイドブックすらスリにあわない対策よりも
被害を最小限にするよう注意喚起してくるほど。
具合が悪いうえにさまざまな心配が重なる。
大丈夫かなぁ。
しかし泰三くんはこの期に及んで
コロナじゃない説をおしてくる。
吉方位に旅行してると毒出しみたいなことが
あるんじゃないの？とか言ってね。
そうなんですよ。
このタイミングのイタリアは
バチくそ吉方位なんですよ。
まさしくそこ目がけて旅に出たからね。
ただ、これが毒出しだとしても
コロナじゃない理由にはならない。
それにSNSでイタリアへ渡った人を
さんざん調べ上げたのよ。
そしてこの時期にイタリアに滞在して
コロナに感染しなかった人はひとりもいない。
なんだったら症状はおさまったのに
PCRで陰性が出なくて1ヶ月近く帰国できない人もいる。
だから覚悟はしていたけれど
まさかこんなに早いタイミングだなんて。
さて、このあとの旅程をすべてキャンセルして
ヴェネツィアに滞在するか
それとも行けるところまで行ってみるか。
さて、泰三くんの判定は…
フィレンツェに行く。
マジか！？すごい！
さすがなにも調べてない人はいさぎよいね！！
ということで体調の悪いまま翌朝をむかえ
駅まで重いスーツケースを転がします。
石畳は素敵だけれど
いちいちキャスターが引っかかって恨めしい。
到着直後はこんな楽しそうだった泰三くんが
ゾンビのように歩いています。
わたしもゾンビ化してたから
写真を撮る余裕もなし。
やっとこさ駅に着き、
特急電車に乗り込みます。
シャア専用みたいな赤い列車。
中は広いの。
そう、だってここは飛行機で言うなれば
ファーストクラス。
この等級ならスリも寄ってこないでしょう。
いまはスリと戦ってる場合じゃないのよね。
ここは食事付きで朝食メニューを渡されたけれど
どれも選べないわ。
ひたすら寝る。
ヴェネツィア編からフィレンツェ編へと続きます。
それでは。
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