今日は長崎の原爆の日ですね。
ちょうど昨年のこの日は
義母の葬儀のため長崎にいました。
11:02になると市内にサイレンが響き渡り
街ゆく人はピタッと足をとめ黙祷を捧げます。
長崎出身の夫の泰三くんは東京に住んで
初めての8月9日に「あれ?サイレン鳴らないの?」
とたずねたくらい、長崎では当たり前のことみたいです。
東京では鳴らないんだよ。
長崎の原爆資料館には2回行きました。
広島の資料館にも行きました。
昨年は鹿児島の知覧特攻平和会館もたずねました。
その時代に生きた人々は
抗えない大きな渦の中にいて
じゃあその大きな渦をつくったのは
なんだったんだろう。誰がつくったの?
たまたまわたしは安全な時代に安全な場所から
展示をみている側にいる。
けれどその時代に生きていたなら
諦めのなかどこかに希望は抱いていたのかな。
NHKスペシャルで25年前に制作された
『映像の世紀』という番組シリーズがあるんです。
20世紀は人類が初めて歴史を「動く映像」として見ることができた最初の世紀です。映像は20世紀をいかに記録してきたのか。世界中に保存されている映像記録を発掘、収集、そして再構成した画期的なドキュメンタリーのシリーズ。活字とはひと味違った映像ならではの迫力と臨場感あふれる映像で20世紀の人類社会を鮮やかに浮き彫りにします。
ちょうどオリンピック期間をはさんだ
前後に放送されています。今夜もありますよ。
世界に映像が誕生してからこんにちまで
カメラがとらえた歴史をつないだ番組。
二度の世界大戦や各地での紛争、冷戦、
独立戦争など、現在まで続く争いには
ちゃんと流れがあるってよく分かる。
人はね、間違えるんです。
なんどもなんども間違える。
そんな愚かさを忘れないでいたいんです。
※ちなみに6年前に制作された
『新・映像の世紀』もおすすめです。
【今日の泰三】
ピンポンパールに餌ばあげたらね、
だそうです。
平和が1番だいじ。