なにを言っているかよりも、誰が言っているかってことがとっても大事なことなんだと思います。


先日こんなことがありました。

駅まで歩いているときに前をご婦人が歩かれていたんです。そのご婦人の羽織っていたロングカーデの縫い目がおもいっきり表に出ていたから「あ、表裏はんたいに着ちゃってる!お伝えしたほうがいいかしら」と思ったんですね。

でももしかしたらそういうデザインの服かもしれないしと、表裏はんたいだとしたら襟元に縫い付けられているはずのブランドタグを確認するも、ありません。脇にあるはずの洗濯表示もありません。

ということはおそらくそういうデザインなんです。うっかり声をかけなくてよかった。


でね、このとき思ったのです。

もしこれが前衛的なファッションがなんの違和感なくハマる、例えば夏木マリさんだとか湯山玲子さんであれば「あ、表裏はんたいに着ちゃってる!」なんて思わなかったはず。

それがですね、ロングカーデ以外は上品なアイテムで、ヘアスタイルも清楚な雰囲気。皇族のかたをイメージしていただければ分かりやすいかな。そんなかたが縫い目が表に出ているデザインのお洋服をお召しになっていたから「あ、表裏はんたいに着ちゃってる!」につながったんです。


おしゃれなものを身につけているからおしゃれな人ってわけではないじゃないですか。

凝ったデザインの洋服がハマる人もいれば違和感を感じる人もいる。

おしゃれな服を着ている人はあくまでおしゃれな服を着ている人であって、必ずしもおしゃれな人ではないんだよね。


アイテムが力を与えるのはその器を持っている人。なにを着るかよりも、誰が着ているかってことが大切だと思う。


ここで冒頭の言葉に戻ります。


なにを言っているかよりも、誰が言っているかってことがとっても大事なことなんだと思います。

どんないいことを言っていたとしても、それを言っている人の背景とかキャラクターが伝わってこなければ趣がないもの。

だから自分のことや自分の考えを、もっと。


ここで類似品の懐かしいブログも置いておきますね。

長野でいっぱいお金を使いたかったから、アップルパイを何種類も買いました。こちらはほんの一部。
画像はサムネ用だから内容まったく関係なし。



そう、先日こんなブログを書いたのよ。
夫の泰三くんがわたしの苦手な怖い話をしてきたのです。

その夜、泰三くんがひとりで仕事をしているなか先に寝てたの。そしたらいろいろ思い出して怖くなったようで、寝室に飛び込んできたんだよね。よりによって丑三つどきに。

あげくのはてに人を起こしておきながら秒で寝やがった。

そこからわたしが寝付くまで熟睡しないよう地味に起こし続けてやったよ。

おかげで2人とも寝不足です。

復讐はなにも生まないね。


【野引のつぶやき】


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