わたしね、本気で思ってるんですよ。
世界は女が作ってるって。
いや、わかります。そんなわけないじゃんこんなに我慢してんのにって思ったその気持ち、わかります。実際問題そうとう行きづらいです、たぶん日本の女性は。
ことさら清廉潔白で賢すぎずバカすぎず美しさと恥じらいと細やかな気配りをあわせ持つことを求められますが、わたしたちは知っています。その生き物は二次元やファンタジーの世界にしか生息していません。ユニコーンや天狗とお友だち。
その一方で、年収1億のイケメンで家事も子育ても文句なく自主的にやってくれて優しく楽しくユーモアをもって時には身を呈して守ってくれてもちろん浮気の心配もなく記念日にはプレゼントを欠かさず甘い言葉も日常茶飯事テーブルマナーは完璧でみんながうらやむ理想の紳士がどこかにいるような気もするけど、いたとしても橋本環奈さんあたりがかっさらっていくのでご心配なく。
さて、今はお金や土地や社会的な地位があるほうがよしとされている世の中なのですがね、あの、ちょっと考えてみてください。「もしもボックス」で「なにも持たない男の生き方のほうがかっこいいと思う女が大多数の世界にな〜れ!」とか言ったとしますよ。ちょっとセリフが長ったらしいけど。
すると、なにも持たない男がかっこいい!と女の意識が変わるだけで島耕作がダサくなり、なにして生活してんだから分からないスナフキンとかが大モテです。ねずみ男は微妙なラインであってほしいですね。くさそうだし。
バブルのときにもてはやされていた肩パッドやダブルのスーツに前髪をチョロっとたらすヘアスタイルが急に色あせてみえたあの日のように(どの日だよ)、あるものは市民権を失い、あるものは市民権を得る。
ここにあげたのはただの例え話なのであれなんですが、それでも世界の半分以上の女性が支持すれば、おそらく世界は大きく舵を切ることになる。
それくらい女性のチカラは強いのです。というより存在を望まれているんだと思う。
え?
いやいやいや、世界は女が作ってるってんならなんでこんなに生きづらいんだ。そう思うよね。
そう、そこ。
我慢してるからだよ。
さいわい昨今ではパンプス強制おかしくない?みたいな運動が盛んになって、YouTuberの男性がパンプスをはいて出かけてみて数時間でリタイアした動画がバズったりしています。
ちょっとずつ声をあげていく人が増えてきました。
セクハラだってそう。
わたしが仕事を始めた当初は結婚したら仕事やらないからな。とか普通に言われていましたが、いまそんなこと口にしたらアウトです。(もちろん誰が言ったかは覚えてっからな)
世界を変えるとか大きくてかっこいいことはよく分からないけど、日常を変えていくことはできる。
我慢しないを選択するだけで、それは可能になるのです。
昨日のブログから女性について書いていますよ。
評判いいみたいで嬉しい。
【本のお知らせ】
夫、白石泰三の新刊『パラレルワールドで待ち合わせ』が発売されました。彼女と付き合えた5時間後に交通事故で意識不明の重態に。臨死体験、UFO、龍など、実話のくせにスピリチュアルのバラエティパックな内容です。わたしも執筆協力をしています。
◼︎「パラレルワールドで待ち合わせ」出版記念トークライブの動画
【対談動画】
大好評のシンクロ二シティ対談
日常でのシンクロニシティの起こし方についてだよ。
②では『パラレルワールドで待ち合わせ』の前日譚、野引のスピンオフを話しています。