壱岐島の海。
実は今回の福岡行きは本当は泰三くん1人で行く予定だったのですが
「せっかく福岡に行くんなら壱岐島に移住した八木さやさんに会ってくれば?」
と提案したのです。
いやいやちゃんと根拠があってね。
昨年、八木龍平さん(リュウ博士)と八木さやさんにわたしたちの婚姻届の証人になっていただいたときにね
「壱岐に遊びに来てくださいね♡」
と言っていただいたのを鵜呑みにしたの。しかもピンク色とハートマークに脳内で脚色していますウフフ。
このときね。
なかなか福岡に足を運ぶ機会なんてめぐってこないし、せっかくだからお会いしてきたら?と。
そしたら泰三くんが
「八木さやちゃんは家が大好きな引きこもりだし、行ったら迷惑だろうし、やめといたほうがいい」
なんて反対するの。
まぁそこまで言うなら無理強いはしないわよ。行くのはわたしじゃないし。
そしたらね先月、事態が急変するのです。
大阪で開催した講座の会場で、わたしたちの借りた部屋の隣は
大阪壱岐の会
が借りられていました。
(※名称は少し変えてあります)
なんだこれ。
わたしたちは普段東京に住んでいて、たまたま訪れた大阪で、たまたまお借りしたお部屋の隣で、たまたま壱岐出身者の集いがあるとかってさ。どんだけピンポイントなんだ。
もうこれは行くしかないぞ、と、泰三くんも腹を決めたみたい。
しかも1人で行くのはドキドキする、ということで。
ちゃっかりわたしも同行しました♡
これは船の中。
船から降りて空気の違いに驚きました。
田舎だから、というだけの理由ではなさそうなクリアな空気。だってわたし田舎には慣れてるもの。(鳥取出身)
むしろ田舎に漂う空気感には辟易してるほうなのに、ここ壱岐ではそれをまったく感じない。視界もとってもクリア。パキッとした田舎ってのが、なんだか不思議な感覚です。
まだ寒いのに子供が飛びこんでる。さすが島育ち。
でも彼らに気をとられているわけにはいかないの。←とられたくせに。
急いで会いに行くのです。
会えたー♡
大豪邸のすべてのお部屋を惜しみなくご案内していただき、それはそれは濃厚で完璧な世界観にふれました。
玄界灘に沈む夕日を眺め、それから素敵なレストランで海を見ながらの素敵なディナー。
が、まーーー美味しすぎて。まーーーー楽しすぎて。1枚も写真とってないではないですか。
すっかりご馳走になってしまい、さらにそのあと一緒に温泉つかったりしてね。
あ、泰三くんはちゃんと男湯に入ってたから大丈夫です。
レストランをあますところなく堪能し、家路についたのは0時を過ぎていたのね。てことは日付がかわって4月4日になったところなんですが、ちょうど2年前の4月4日はわたしと泰三くんがお付き合いを始めた日で、泰三くんの臨死体験記念日でもあります。
まさかこんなタイミングで壱岐に来るなんてねー。
そんな話をしながら車で八木さや邸に向かっていると、桜と鳥居が美しくライトアップされていた神社を通りました。
泰三くんと八木さやちゃんが
行こう!
とか言い出すの。マジかこの2人。
呪われ記念日になったらどうすんだ。
真夜中の神社なんて恐ろしすぎる!!
神社が専門のご主人のリュウ博士に助けてほしい!!!
(╬ಠ益ಠ) でも車に1人で残されるほうがもっと怖いんですけどー!!!
仕方なくわたしも車を出て、平静をたもって鳥居をくぐり、その先に進もうとしたそのときです。
あたりの恐ろしさに2人が気づいてくれてさ。
街灯もなく1メートル先すら見えない暗闇がものすごいホラー感を出しててね、しかもどこまで続くか分からない階段の先に本殿があるみたいで、さすがの2人もヤバイと思ってくれたの。ありがとう!ほんとにありがとう!!
そこで泰三くんが「この神社なんていう神社だろう?」とポツリと言います。
ここでは暗くて案内もなにも見えないんだけど、車に乗ってるときに観光案内の看板がチラリと見えたのが合ってるならばと答えました。
住吉神社だよ。
すると泰三くんが固まって、
「住吉?それはマズイ…いますぐここを出よう」
えっ?
ヒャーーーッ!
となりながら車まで逃げ帰りました。
で、車の中でなんか理由を聞いたけど、忘れたよ。
みんなモヤモヤしたままで生きるがいい。
そして八木さやちゃん邸まで戻ってホッとしたのが上の写真とこの写真。
そういやどちらもひとっぷろ浴びたあとだ。
八木さやちゃんはとても気遣いのかたで、お会いするたびきめ細やかな対応にとても感動しています。
自分自身をとことん貫くことと、人を思いやることは両立するのです。
それにしても八木さやちゃんに興味深げに話を聞いてもらえて、いつもよりデレデレ張り切ってた泰三くんが面白かった。たぶん本人は無自覚だろう。これを読んで顔を赤らめるがいい。
翌朝の謝罪詣で。
とてもいい神社でした。
夜中にお騒がせしてごめんなさい。
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