二日ぶりに郵便受けを開けると入っていました。

サンマーク出版さんからいただきました発売ホヤホヤ、椎原崇さんの『うまくいったやり方から捨てなさい』



わたしの封の開けかたがヒドイのは置いといて、なかなかドキリとするタイトルです。


今朝二度寝してしまってしばらく眠れそうにないので読破しようっと。


さて、このブログの賢明な読者ならご存知だと思いますが、わたしって春巻きが大好きじゃないですか。


えっ、知らないの?


わたしの読者の風上にも置けないけど一度も春巻きについて書いたことがないから許してあげる。感謝してちょうだい。


兄が将来ジャッキー・チェンになるとほざいていた頃、わが家に初めてやってきたビデオデッキと1本のビデオテープ。そのビデオテープこそが、ジャッキー映画だったんだよね。


観るものが1本しかないからさんざん強制的に観させられたのを記憶しています。

それにジャッキーとユン・ピョウとヒロインで、ちょうどうちの兄弟構成でまかなえる配役。ずいぶん真似をさせられたものです。


映画のタイトルこそ忘れちゃったけどね、舞台はアメリカで(たぶん)、ユン・ピョウと車で移動式の屋台で春巻きを売って、それがわたしと春巻きとの出会いとなるのです。


当時のわたしは初めて見る春巻きに胸を踊らせ、いつか来るであろう春巻きとの体面を心待ちにしていました。胸を踊らせるポイントがアクションシーンじゃないところがね。もうね。



そんなある日、鳥取の田舎の一体どこで買ってきたのか、母が春巻きを買って帰ってきたんです。


さほど匂いのしないこんがりとしたキツネ色の細長い食べ物。


口に入れてみると


(╬ಠ益ಠ)思ってたものじゃなかった。


すごく美味しいものだと思ってたのに、中からドロッとしたものが飛び出てきて、なんか裏切られた気分。


ジブリの『おもひでぽろぽろ』で、主人公のタエ子が初めてパイナップルを食べるシーンがあるでしょ。ちょうどあんな感じ。


それからずっと春巻きとは距離を取ってきました。


やがて大人になり、ジャッキーの春巻きのことなどすっかり忘れ、これといった思い出もなくいつとはなしに食べられるようになったんです。そして食べられるどころか大好きに。


今夜は人生で初めて春巻きを作ってみました。


作ってたら思い出したんだよ、ジャッキーの映画のこと。

記憶って不思議よね。
意外なことで鮮やかによみがえる。





あっ、そういえば。
わたしのノートPCのパスワードは何語だか分からないジャッキー映画の主題歌のサビを、わたしの脳内変換でアルファベットにしたものなの。


設定した初期の頃は自ら設定したパスワードによくつまずいていたっけね。



さ。
では、椎原さんの著作を読むとしよう。





ぜんぜん関係ないけど昨年の今ごろのブログ。
他人のブログからその人の向き合うテーマをプロファイリングしています。そう、それって悪趣味。




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